佐藤有希の本名は時田梨恵子であり、大企業の社長令嬢である
ことがわかる。
そんな中、パク・ジウォンの撮した写真の中に時田が写っている
事実が発覚。そのネタを頼りに華子は柳田に掛け合い、自分を
捜査本部に戻して欲しい事を告げる。一週間の猶予を設け、
一週間経ったら写真を本部のメンバーたちに公開することを
条件に復帰が許された。

車上荒らしの件など全く関係の無さそうなところから次第に
本題に入っていく展開は良くできているのだが、一つ一つの
エピソードに演出の甘さが見られる。

特にゲンナリしたのは、都合良く現れる車上荒らし。更に
都合良く現れるパク・ジウォン。リュ・シウォンや仲間由紀恵
に見せ場を作るためとはいえ、なんだか唐突すぎるきらいがあ
るし、どうも流れの調和がよろしく感じない。

更に畑山来実のキャラクター。
毎回最後に射撃による見せ場があるのは良いのだが、あれ程
町中では撃つなと言われているにもかかわらず、全く聞く耳
持たない様子は狂気の沙汰に見える。銃を撃たねば決して
満足しないような中毒症なのか、捜査も完全にスタンドプレー
で他人の言うことを全く聞かない様は、警察としてはどうなのか
と小一時間問いつめたい。

あと華子や畑山のキャラクターはとても面白いんだけど、
ポリスアクション的スピーディで豪快になるほどに、どうしても
心細い一面が出てきてしまう。それを補う意味での
ガンアクションなんだけど、やっぱり何度見ても狂気にしか見え
ないんだよなぁ。

ラストのサプライズはちょっとわざとらしいか。
あれほど一人で捜査に行くなと釘を指されていたのにやりたい
放題の畑山にうんざりするものがあるが、犯人が中に
入ってきたって事は外にいたパク・ジウォンはどうなったの
だろうか。

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