第10話 最後の対決

容疑者は、来実が尊敬する岩代教官だった。
彼女から手渡された連絡先へと電話すると、
意外にも電話口から聞こえたのはジウォンの声。
「来てはいけない」と忠告が有った次の瞬間銃声が鳴り響く。
岩代は来実に一人で指定されたホテルにくるよう告げる。

犯人が明らかになっていたので、それ程インパクトの有る
内容ではなかったが、岩代の口から全貌が語られることに
意味のある話だった。

ドラマとしての面白みは、これまでの展開を別の角度から
描いた数々の展開であり、全ての事件に岩代が係わって
いたことを裏付ける映像が流れたことだろう。

ドラマとしては確かにこれまでの展開を側面から描いたた
めによりドラマの完成度が増し、内容が濃くなった事は
いうまでもない。ただドラマでは個々の事件に於いて誰が
殺したのかという事にはあまり意味が無く、残念ながら
全てのインパクトは第9話の中で展開されてしまった。

唯一犯人の思惑に乗せられずに生きたまま逮捕できた点と、
華子が語っていたとおり、来実は銃を使わずに事件を処理
出来たと言うことなのかも知れない。
ただこれで華子が銃弾で撃たれて亡くなっていたとする
ならば、来実の判断に誤りが有ったという事でもあり、
処理の仕方としては難しかったと思う。

しかし最後は岩代の本性が出たというか、妬み辛みが凄かった。
それだけ心の傷として残っていたのだろうね。

それにしてもこのドラマ多国籍の俳優が出演していたね。

guest
麻生祐未
ジン・グ、入山法子、美元、山素由子、若狭勝也、川本裕之
重田尚彦、工藤冶彦、大佐藤崇、ちゅうり、山本卓
佐藤正和、日高勝郎、湯田昌次、櫻井麻樹、岩田明
加瀬決拓未、地獄谷三番地、藤本征史郎、岩田有民、山田拓也

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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