熊本で暮らす成績優秀の女子高生・立花彩香。
実家のスナックは地元権力者であり同級生の父親である杉野謙造
に立ち退きを要求され、ライバル視している名家の娘・北條梨奈
からは母親の事を売春婦呼ばわりされる。
そんな母親もガンバって彩香を育てていたものの、ついに病で
亡くなり帰らぬ人になる。

金と権力に価値はあるのか。
そんなものに人生を翻弄され振り回されるのならば、それを手に
入れ、貧しい自分の生活を見下してきたものに復讐を誓う女性の
物語。

あまりにもドラマがトントン拍子で進むので驚いた。
学校を辞める辞めないの葛藤とか、母親の店から離れ故郷からも
離れるといった惜別の感じが一切無いのがドラマの特徴かも。

加藤ローサさんの何とも言えない棒読みなセリフ回しが、より
ドラマを淡々と進ませ、一気に金を手にするとされる職場まで
進んでしまった。

クラブ「エレガンス」のママ・美奈との出会い。
そこで働くNO.1ホステス・麗子との対立、そして彼女の人生を
見守って行くであろう直人との出会い。

そんな出会いの中にも簡素な感じが取り入れられており、一気に
処理して主要メンバーの紹介・顔見せが終わってしまった。

都合良く現れた客・美濃村に早くも挑戦状を突きつけた。
ホステスとしての立ち振る舞いとか経験とか一切無視して、
いきなり大物に食らい付く立花彩香の中には特別な何かが備わって
いるのか。

まぁ決してつまらない内容でもなく、どこか懐かしい感じの内容。
韓国ドラマや日本の70年代のドラマに有りそうな内容だね。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)