広が漢字のテストで義嗣と並ぶトップの成績を取る。
菅原道子は次の段階に進むと言って、次回の勉強から三人で
授業を行うという事だった。

受験とはそもそも不条理なモノ。
綺麗事は辞めて他人を利用してでも合格を掴まなければならない。

友達の重要性、そして人を裏切らない事だけが取り柄の梅沢勇に
その決断を迫るモノで、なかなか複雑なものだった。

悪魔に魂を売ろうとしている勇に対して、その決断は明らかに
誤りである事を示す為に、会社でのエピソードを上手く使った。
しかし菅原道子の言うことも有る意味では尤もな事で、
特に受験に於いて損得勘定で物事を捉えがちな友情関係を
抓る展開は興味深かったと思う。

漢字テストで広の成績が良かったわけだが、これは菅原道子の
教授方法が良かったのではなく、広の努力が身を結んだ結果だ。
菅原道子の存在価値がイマイチよく分からないのがこのドラマ
の難しいところだが、彼女は勉強のテクニックを教えるのでは
なく、受験に対する姿勢を教えるだけなのだろうか。

三人で勉強していた事も有る意味向上心に繋がるのではないか。
特にスランプに陥る義嗣は、初心に返って今までやったところを
勉強すれば再びペースを取り戻すと思うぞ。

guest
前田吟、長谷川朝晴、佐藤二朗、中丸新将、上原由恵
大橋寛展、佐藤博秋、浜田大介、藤田清二、保科光志

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