第6話 修羅場の温泉旅行

柿崎から旅行に行こうと誘われる。
旅行についていけば引き返せない所にまで行き着いてしまうの
では無いかと危惧する萌は、判断に迷うのだが、るり子の後押し
も有って旅行に行くことを決意する。

萌は恋愛にのめり込み、自分が自分でなくなるのが恐いのか。
他人を傷つける事の怖さ、自分が傷つくことの怖さから、
なかなか深い関係に陥ることの出来ないジレンマ。
柿崎との関係も一時の性欲だけを満たそうとする関係のハズが
いつの間にか心を許しあう恋愛にまで発展しようとしている。
それだけ既婚者の男性っていうのは、有る意味女性にとっては
安全に見えるのなのか。

肝心の所で肝心のことをやらないから未だに結婚が出来ないと
るり子に言われてしまうが、年を重ねるほどに考えが深くなって
しまうのは分かる気がする。

一方るり子はアクセル全開だ。
リョウに彼女の内面を全て見透かされている。
るり子自身も他人の心情を見る目に関しては長けているものが
あると思うのだが、そんな彼女さえも上回るほどの眼力の持ち主。
似たもの同士の関係だと言われて何処か納得するものがあるが、
そんな共通項を見つけると途端に告白するるり子の逞しさを
見たような気がした。

崇のエピソードがドラマをまたかき回しそうだね。
この三人の不思議な関係は何時までも見ていたい気がするが、
それをさせないのが彼の役目なのか。
ちょっと崇は年齢にそぐわない程の大人びた一面と、年相応の
反応を見せるところが有って、なかなか面白い役柄だと思う。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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