第6話 牙を抜かれた野獣 |
新作コレクションの為に追加融資1500万を求める百子。
対する梯二郎は東野から再三に渡り身辺整理を要求されていた
が、耳を貸さない梯二郎に対し、東野は実力行使に出る。
互いに見せかけだけの実体のない金ばかり持っているものの
結局、融資先の人物がシブればそれを受け入れざるを得ない
現実ばかりが見える、そんな展開だった。
梯二郎の小さな反逆も簡単にスカされ、結局頭を下げるしかない
彼の苦悩と同時に、百子にも全く同じ事が言える立場であるが
これらの関係がリンクして面白い序列関係が形成されている。
梯二郎は百子に自分の姿を見ているのかも知れず、放っておけ
ない心理が働いているのかも知れない。
最大の欠点は人脈だというように、経営に於ける必要な能力は
自己の中にだけ有るモノではない事がよく分かる。
東野にとって梯二郎は都合の良い駒である事に違いないが、
彼を買っている本当の理由は何なのか。今後カジノ計画の過程
で、彼を使う場面が訪れると思うが、それがどんな場面なのか。
こんな狭苦しい奴隷のような生活から這い出す事が出来るのか。
いろいろと興味が尽きないドラマです。
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)