第2話 今夜ついにイジメの標的に!?

佐古克己にフラれたショックで自殺を図ろうとする安西愛海
の事を間一髪のところで助ける。
椎葉歩は安西愛海の為に佐古克己との関係を取り持とうとして
彼の元を訪れる。

ドラマとしては面白いのだけれど、なんだか展開が嫌らしく、
その描写は酷い脅迫物なので、なんとも言えない後味の悪さが
付きまとう。

前回自己紹介程度に出演したクラスメートたちの役割と
ドラマの中の関わり合いが少しずつ現れた話しで面白かった。

特に羽鳥未来と椎葉歩の関係は意外なところで結びついた感じで
実に良い感じに映る。

無理して笑うことでしかその場の調和を整える術を知らない
椎葉歩の肩の荷をおろしてくれた羽鳥未来とは、本当の友情関係
が築けそうだ。

人間とはこれ程までに自己の欲求のために相手を犠牲にする
生き物なのか。
ドラマの中では互いの足を引っ張り蹴落とそうとする者達の
集まりで、人間不信に陥りそうな相関関係にあり、なんとも
息苦しさを覚える。

特に大人たちの酷いこと。
まるで子供たちをブランド価値でしか見出せない人たちで、
子供は自己の欲求を満たすための道具にしか思っていない。
こんな親ならばこんな子も育つのだろうなという切ない人格の
形成を見せられた感じで、実に嘆かわしい。

そういえば、篠塚夕子は未遂で終わっていたのですね。
てっきり亡くなったのかと思っていました。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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