第5話 超待望の2部スタート!!イジメへの反撃&逆襲開始!?

いじめに立ち向かう決心をした椎葉歩。
だが安西愛海の役者ぶりに一筋縄ではいかず、逆に担任の教師
からは椎葉歩が悪人に仕立て上げられる。
いじめは次々とエスカレートしていく中、薗田優樹は何かと
心の中で戦っていた。

"真実が何かなんて誰も興味がない"とする展開の中で、自分から
動かなければ何も変わらないという椎葉歩が少しずつだが、
声を出し始めた。そしてそれに呼応するかのように、仲間が
一人増えた感じだ。

自分の事で精一杯なのに、羽鳥未来の事を気遣ってみたり、
花壇のひまわりの様子に目を配ったりする椎葉歩の強さ。
しかも彼女は他人を責めるのではなく自分の中の弱さを
反省している。誰かに頼りっきりだった自分。
人は何か守るものが出来ると強くなると言うが、
まさに友人を守りたい気持ちは、彼女の中で心を強くして
いるのかもしれない。

いじめがエスカレートして行く中で、拒否感を示し始めた傍観者
たちの様子がなかなかリアルだと思う。
一人反抗するものが現れれば途端にそれに同調するものたち。
先頭切って責任は取りたくはないが、一応可哀想なことをして
いるという自覚は存在しているらしい。

面白いのは副担任である平岡正子と担任の戸田和佳絵の存在だ。
平岡正子は形こそ違うが、椎葉歩と同じ様な扱いをされている。
職員室でも"真実が何かなんて誰も興味がない"展開が行われて
いるのが現状だ。

相変わらず佐古克己の気持ち悪さが目立ったわけだが、
彼の役目の限界さと、学校内だけのイジメだと限界がある感じ
で早く新しい"駒"が登場しそう。
体を武器に力を得る安西愛海の小狡さは留まることを知らないね。

guest
山根和馬

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system