第8話 話題沸騰衝撃の展開!!逆転勝利目指す痛快な反撃!?

職員室に呼び出された椎葉歩と羽鳥未来。
そこに待っていたのは、安西愛海とその父親・大治郎だった。
大治郎は二人が娘を虐めているとして処分を求めるが、歩は
それを否定し事実は全くの逆だと訴える。先生達は処分に
困るが、翌日の全校集会で"いじめは無かった"と発表される。

いやぁ相変わらず面白い。時間が経つのがあっと言う間だ。

廣瀬倫子というキャラクターのお陰で、傍観者だったクラス
メイトたちの間にも動揺が見られ、責任を押しつけられまい
とする行動が見られた。実に悲しいものだが、何か無いと
動くことが出来ない人間の習性みたいなものなのだろうか。

廣瀬倫子の中にも単純ないじめは犯罪ではないと思っていたが、
拉致や監禁までエスカレートするいじめに恐怖と良心の呵責
を感じ始めたのだろう。
再び標的にされる怖さを知っている彼女の難しい選択を強い
られる幾つもの場面が気の毒に思えた。

今回何と言っても良かったのは、羽鳥未来が語った言葉だ。
"歩は嘘を付かない。これだけは言える。あなた達は友達が
嘘を付かないといえるのか"
形ばかりの友人、友人になった気で居る関係。中身のない
付き合い方に警鐘を鳴らす良いシーンだと思う。

学校に期待をしていた歩。
その対応に失望感を覚える彼女は誰に頼るでもなく自分で
何とかしていかねばならない事を悟ったのではないか。
学校の対応の仕方は、以前フジTVで放送していたドラマ
"わたしたちの教科書"と一緒。悲しいかな、これだけ似たような
教師の対応を見せられると現実にもこんな対応をしているのか
なと思わざるを得ない。

誰かがイジメに立ち向かう彼女の行動を見ていてくれる。
実際に羽鳥未来や薗田がそれを見ていて変わった経緯がある。
それを信じて突き進むほか無いって感じだね。

それにしてもこれだけハッキリと意思表示をする子供が
虐められているなんて一見しただけでは分からないね。
昔は虐められる側に問題があるって言っていたけど、これを
見るとそれに関係なく虐める側の気分次第に思える。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system