第9話 話題沸騰闘いは新たな舞台へ!!形勢逆転を目指せ!! |
屋上から飛び降りた廣瀬倫子の事で学校が騒がしくなっていた。
マスコミたちもその騒ぎを嗅ぎつけ、生徒達にイジメの事実が
有るのかを聞き回る。
いよいよ夏休み。
今回一回きりだけど、羽根を伸ばす機会を与える事は、緊張
続きのドラマの中にも安堵を覚える瞬間で良かったと思う。
そんな夏休みの機会を利用し、学校だけが全てではなく、一歩
外の世界に踏み出せば素晴らしい世界が有ることを教える作り
は、イジメに悩む人々への応援歌になるのではないか。
ドラマとして面白かったのは、やはり椎葉歩らの旅行と対比する
形で存在した愛海らの旅行だ。
椎葉歩たちは共に旅行する事によって、友達の大切さや結束力を
深めた感じだし、逆に愛海たちは友達の存在に疑問符を投げ
かけ、空中分解寸前の自体にまで追い込まれた。
イジメが伝染していく様子はとてもリアル。
また愛海が登場するシーンはどれもホラー映画に近く、
存在感と恐怖を演出しているところはなかなか面白い。
最後はまたサプライズで終わる形だったけど、これはちょっと
嘘臭い展開だったね。自殺した子を教壇の前に立たせるなんて
まずあり得ないよなぁ。
余談だけど、
このドラマを見ていると小学生の頃のクラスメイトの柴崎という
男の存在を思い出す。
柴崎の家は愛海の様な金持ちではなかったし、イジメも集団無視
と言葉責め程度だったけど、クラスメイトを巻き込んだ一連の
イジメはこの展開の仕方はとても似ている。
小学の5年から始まったイジメ・無視ごっこは中学の1年まで
続いて、結局最後は自分が全員から無視されて寂しい思いをして
いたようだけど、なんだか懐かしいな。
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)