第6話 無言のメッセージ

校長が転落死したことにより、担任の里美が連行される。
彼女は何かを隠すかのように自ら罪を自白し逮捕された。

源太郎の過去の問題による心のケアはもう終わったことに
なるのかな。
電話で声だけの登場だった娘役のともさかりえが最後に
姿を見せ、仕事に関して行き詰まる父親にエールを送る場面
なんて凄く上手く演出されていた。

報道に携わっていた源太郎にとって、真実の解明という名目の
下で記事を書き、その結果人を傷つけていたりもしたわけだが、
そんな信じて疑わなかった報道に於ける真実とは何なのかを
考えさせるような内容で興味深かったと思う。

真実とは誰も勝手に作り出すことが出来ない為、尊いものだ
とする源太郎。そんな言葉を象徴するような展開が用意され、
ねじ曲げていた真実が、犯人本人によって修正される。

源太郎が仲裁に立ち、犯人に自責の念を促したわけだが、
信じる心で繋がる生徒と教師の物語を上手く挿入し、
とても人間味溢れる内容となった。
裁判らしい裁判は初回を除いて殆どなかったけれど、これは
これで面白いドラマだと思う。

guest
室井滋、上田耕一、津村鷹志、奥実一路、清水優、平栗あつみ
富川一人、川野直輝、秋間登、松井範雄、清水伸、野元学二
柳下季里、小杉幸彦、須賀友之、松熊つる松、渡辺妙子
城之内正明、森谷そう、佐藤旭、磯野慎吾、嶋崎亜美

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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