第5話 大逆転〜14才の独立戦争!

毎年恒例のクラス対抗球技大会が行われる。
昨年2年3組の生徒たちは参加を辞退したが、今年は尚子先生
が主導してクラスの参加を呼びかける。元クラス委員である
岡沢茉莉はそれに同調して参加したい旨を話すが、3TDが
参加を拒否したためクラス全員は頑なに参加を拒んだ。

学校の行事は大人が作ったモノだから参加したくない。
あまりに幼稚な理由。勿論理由にもなっていない。
この中に大人からクラスメイトを守るという主張は何処を探し
ても見つからない。

3TDの主張が破綻している。
クラスメイトを守るべき組織のハズが、逆に生徒達を縛り付け
自分たちのエゴに付き合わさせている。
被害者である事を理由に我が儘放題であり、最後にはそれに
気がつく生徒もいるのだが、無理矢理争点を引き出し、尚子
先生の邪魔をすることこそが存在の理由になっている所が
なんともお粗末だ。

バスケットボールでの対決に於いて、勝つことを至上命題に
掲げる組と楽しむ事を主眼に置く組の二つのぶつかり合い。
本気で潰そうとしている側が馬鹿馬鹿しく思えるように
笑顔で接する。経験者対初心者の対決であるから正直最初から
勝負は見えているのだからこうする他無い訳だが、なんとも
微妙な流れである。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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