第7話 学校vs14歳〜決死の持久戦

記者会見の席に乱入して事件の真相を暴露する尚子だが、
日向に作り話だと否定されその場を収められてしまう。
出過ぎたマネをした尚子は懲戒免職を宣告される。

いよいよ2年3組の生徒達も、怒りの矛先を尚子にではなく、
学校を統率する校長であり学校に対して訴え始める。

今回の展開だけを見ればそれ程話しの矛盾点は無かった様にも
見えた。

学園物にありがちな教室での立てこもり事件。
それを制するのは誰でもなく担任教師である尚子であり、
そんな生徒とのやりとりや反応を見て、彼女こそ学校に必要な
教師だと悔い改める。

立てこもり事件の本質は勿論学校の体質改善にも有るのかも
知れないが、自分たちの過去との決別に使われたという所が
良かった所かもしれない。

今回のくせ者は校長の岸本であり、同僚教師の鳥居であり。
昔は尚子の様な信念を持ち合わせていた校長の過去が有った
というサプライズで有ったが、この設定にはちょっと無理が
有りすぎるというくらい性格が変わっている。
統率者としての一面と、現場教師という立場の違いがそんな
性格の変化を容認しているのか。
この立場の違いは尚子と日向の間にも現れ、対応の仕方や
考え方など面白いように比較することが出来ると思う。

さて残すところ問題は珠里亜関係でしょうか。
「わたしたちの教科書」同様に屋上の場面で終わったけれど、
日本のドラマは自殺という選択肢を安易に使いすぎでは無か
ろうか。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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