第7話 特別警護を完遂せよ

井上は尾形と協力して未遂の犯人を捕まえる。しかし彼らが
襲ってくる証拠がないとして警護増員は認められなかった。
そこで大橋を警護しやすい小規模なホテルへと移動させる事
にする。

敵はテロリストに非ず、意外にも身近にいた。
そんな臭いのする現場と上層部との温度差の違いがドラマとして
面白く演出された話しだった。

今回の展開はポールとジョージ亡き後の、ジョンとリンゴに
大橋暗殺が託され、SPとの攻防がスリリングに描かれた。

犯人による殺害手段は分かりやすいもので、予め爆弾の罠を
仕掛けているところにターゲットをおびき出すものだった。

井上が罠に気づいて仲間に知らせに行くときの切迫感は相当
効果的に演出され、見ている方もドキドキした。その顛末を
遠くで眺めている犯人との時の流れの違いが実に憎たらしく
描かれていたし、一度見破っても再度アタックを掛けようと
してくる犯人の執拗さはよく現れていたと思う。

そんな犯人を検挙できない無念さ。それを出来ないように
しているのは何よりも警視庁のお偉いさんであり、検察の
無能さ、一連の事件に係わり犯行がばれまいとして圧力を
かけている政治家達の悪度さなど色んな念が入り交じる展開
となったと思う。

こういうオチもなかなか新鮮で良い感じだと思いました。

guest
多田淳之介、日下部そう、須永慶、今村洋一

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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