第7話 星になった母さん

実習も1ヶ月半が経過し、生徒達の間にも仲間意識も芽生え始め、
生活にも余裕が出てき始めた。
しかしそんな中、克也の母親・富貴子が倒れる。

一人の肉親の命を巡り、母親の思いを優先させるのか、それとも
それを食いつぶしてでも命を助けるのか。
実に難しい人生の選択が有ったのだが、しかしドラマとしては
その選択を敢えて選ばせずに、悲しい場面を演出したような話し
になった。

小さな街の閉鎖性と協力する住民の暖かさ。
家庭の秘密など無いに等しい環境で息苦しさを感じるのも事実
だが、逆に関係が密接していることで苦しいときも嬉しいときも
その時を共有できる。
弘志が治療費の足しにお金を持ってきたり、あしざきファーム
の仕事をみんなで手伝ったり、田舎の良さが出てていた。

ただ唯一の肉親が亡くなった状態で克也がこの地に留まって
いられるのかが疑問だ。将来性も無い土地で将来有る若者が
燻っていても良いものなのか、このドラマのテーマにも繋がり
実に難しい問題となっている。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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