第10話 そして愛は永遠に

住民達の声を届けようとして行われた住民投票。
合併反対派の票が圧倒したわけだが、その結果によって市長を
説得することには失敗する。
高志の父親・弘志もそれを知り、ついに牧場を売る決心をする。

高志に対する実習生たちの厳しい目。
冒頭での食事の際のやりとりに思わず大爆笑した。

街の実情を分かっているからこその高志の態度だし、酪農家と
いう現実も自分が望んでなった職業ではないので、消失する
ことに対しても何の抵抗感もない。
ただ農水省の役人に父親の人生を否定された事によって反発心
が生まれる所に、一抹の光を見るよな展開だったか。

この牧場を残すことが最良の道なのか、役人達の言うように
効率性を求める農業に転換していくのが街のために良いのか
よく分からないところがこのドラマの微妙な所だ。
役人の言うことにも一理あり、借金を重ねてまで続ける事が
将来の為になるのかと問われれば決して無いと思う。

牧場の最後の記念に行われる品評会。
もっと長い期間牛の鍛錬に当てられるのかと思ったが、すぐに
品評会が行われて、結局優勝を目指す努力した様子も見られない
ところがドラマの苦しいところだ。

更にシンポジウムの日時を品評会に被せたのもなんだかご都合が
良すぎるし、将来を左右するほどのシンポジウムとは一体どの
場所で行われるのだ?

guest
白井晃、東根作寿英、細川智三、大谷俊平、白石朋也

評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5.0)

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