第1話 記憶を持たない昭和のスーパーヒーロー登場 |
昭和の歌姫と言われた大歌手である母親・小泉さくらが芸能界
を引退。そんな母親の付き人をしていた息子の小泉旭は、行き
場を失い今後の人生に迷いを生じていた。そんな中一通の手紙
をきっかけにして、母親から高知の閉館する映画館"オリオン座"
に行く様命じられる。
舞台からのドラマ化という事でキャラクターの性格が度キツイ
かなという印象の第一話。
栄枯盛衰という言葉がピッタリな街の映画館を舞台に、街の人々
の暮らしと恋模様、そして地元を取り仕切る山ノ内家との対立
を描いた作品のようだ。
古き良き時代・昭和の映画好きならば、このシチュエーション
は有る意味たまらない物になるかもしれない。
ドラマとして気になる要素は、このドラマの主人公である四万
十太郎が記憶喪失である現実。戦争の傷跡が未だ息づく昭和
30年代という設定は自分にとって全くピンと来る年代ではない
のだが、四万十太郎が2007年現在を生きる小泉旭の祖父とくれば、
その時代を乗り越え、現在に至るまでの経緯はどのようなもの
になっているのか気になるところだ。
記憶が蘇ることによりこのドラマで恋仲に落ちそうな岸田鈴
との関係とその行く末が変わってしまうのか興味深い。
山ノ内家との対決の方法が歌というのがイマイチしっくりと
来ないかな。しかも秋山竜次がデビュー間近の歌手という
設定は違和感がある。
しかし相武紗季さんの可愛らしさは昭和のメイクやファッション
を以てしても変わる物がないね。
guest
寺本純菜、疋田英美、山本祐輔、木川淳一、辺見務、今泉あかね
金原泰成
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)