第10話 一世一代の感動的なプロポーズ

美和子は東京に戻ることになる。
しかし美和子と太郎の間に子供が居ることを聞いてしまった
鈴にとって複雑な心境だった。

意中の相手との恋愛に於いて鈴のライバルは美和子という女性
の存在だった。
今回は逆に鈴を巡る争いの中にクロワッサンを挿入することに
より太郎の気持ちを後押しする話しだった。

子供という存在を上手く処理したと思えば、今度は記憶の問題
が浮上する。鈴にしてみれば随分と酷な展開だ。

ここで第1話の事を思い出してみる。
さくらという母親の職業は昭和の歌姫と呼ばれる大歌手だ。
さくらは息子に土佐清水に行くよう命じているところから
始まるドラマだった。さくらは美和子が語っている太郎との
子供。自分の父親が好きだったという「歌姫」という名の
映画の存在。タイトルにもなっているが未だにこの歌姫との
関わり合いがドラマとして弱いところ。唯一歌に関係している
のは今回忘れた頃に挿入された芥川のエピソードだ。

太郎がどちらの人間を取るのかはとても気になるところだが、
さくらを歌手として大成させた人物も気になるところだね。

取りあえず来週の展開に期待。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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