第1話 ボタンが飛ぶ・・・!?

モデル並みの美貌を持ち、仕事も丸越デパート本店のバッグ
売り場の主任を任される程の出来る女・青柳恵美。
しかし彼女は胸の無い事にコンプレックスを持っていた。
そんな中、支店から本店に抜擢されて女性がやってくる。
彼女の名は毬谷まりえ。誰もがソコに目に行くほどの大きな
胸の持ち主だった。

初回と言うだけ有ってクレジットに乗る脚本家の名が多いこと。
メインは前川洋一だが、立花千春、五十嵐暁美、そして鈴木おさむ
の名が有った。
この脚本家の配置からすると、胸に関する男性の視点と女性の
視点について色々と葛藤があったのかな。それだけ胸を扱う
ところはデリケートな部分で、扱いを間違えると反感を買う要素
では有ると思う。

ドラマは正直つまらなかった。
前日見た「花ざかりの君たちへ」よりは面白かった程度の出来で、
胸を強調する数々の描写が有っても、正直その部分が見所にも
なっていない所が悲しい。

及川光博が制作発表の席で言っていたことだが、ドラマとしては
公開セクハラ的ドラマの中にも、如何に視聴者に不快な思いを
させないのかという事に重点が置かれているのかも知れない。

このドラマの中で胸を眺める男性の視点はあからさま過ぎるし、
そのだらしなさを見るとまるで反面教師の如く、彼らの中に
自分を見つけてなんとも情けない思いをさせられる事は必至で
ある。

ドラマとしてのメインは何なのだろうか。
胸の大きさと仕事の能力、そして人間性が比例する関係にあるか
を検証するドラマなのだろうか。

ちょっと職場の狭さの割に従業員の多さが気になるところ。

伊東美咲組と小池栄子組の対峙する姿を見ると、なんとなく
「CAとお呼びっ!」の観月ありさ組vs佐藤江梨子組を思い出す。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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