田村剛彦部長が上海支店に赴任したために、葛沼忠が部長代理
としてフロアーを統括する。
館内のエアコンが壊れて蒸し暑さが漂う中、葛沼の閃きによっ
てその場を凌ぎきる。上司に褒められた事に気をよくした彼は
業績を上げるために次なるアイディアを模索している中、目の
前の女性がバッグを万引きしたと勘違いした事から、問題は
大きくなる。

今回の脚本は五十嵐暁美さんだった。

サブタイトルにある結婚してくださいは、誰から誰に発せら
れたものなのか。

冒頭からいきなり核心に迫る内容かと思ったが、これはダミー。
青柳恵美にプロポーズするのは、なんと父親の代理人とも言える
葛沼忠の息子。
意外性を突く展開だが、幾ら何でも強引すぎるか。

正直どれもあんまり面白くはなかったのだが、ベルガリに
引き抜かれた大山遥の苦悩は、ちょっとだけ興味深い。
その人物の能力を買われたのではなく、胸を評価された事実は、
これまで小さな胸で悩んできた壁側だけでなく山側からの
問題のアプローチで、ちょっと新鮮だった。
女性を武器にしたくないキャリアウーマンにとって、胸の存在は
有る意味逆コンプレックスなのだろうか。

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