第12話 さよなら山おんな

フランス研修への試験勉強に励む青柳恵美。しかしそんな折りに
奥園雅之社長、葛沼忠部長代理、井口昌平の三人からほぼ同時に
プロポーズされる。

さてドラマはようやく終わった。
今にして思えば、青柳恵美と毬谷まりえの関係は決して悪い
ものではなかった。
ただ山と壁を絡めた展開ではそんなに盛り上がった感じは
しなかったけどね。

最終回は一応このドラマの核である山と壁を取り入れつつ
進行した。特に面接官を使い山女と壁女の対応の違いを描いて
見せた。女性にとって壁が得なのか山が得なのか。しかし
そういう要素も関係なく選出されたのは壁女で有った点などは、
良かったと思う。

プロポーズは誰のモノを受けるのか。
限りなく障壁の少ない幼馴染みを選んだ彼女。
なんとなくあっさりとしている。今まで結婚できなかったのが
嘘のような展開ではあるが、井口の職業を左官工にしたのは
やっぱり壁塗りと壁女を掛けただけなんだろうなと。

恋愛を取るか仕事を取るのか。
二段オチのような形だった。毬谷まりえの言った中途半端な
ままで選んではいけないとする言葉に感化される形で
恋愛を選んだわけだが、彼とはチグハグ。この辺のグダグダ感
がこのドラマらしい所だったのかもしれない。

折角伊東美咲さんを使うのだからもっと面白いドラマにして
欲しいね。
最終回の深田恭子の使い方は良かった。彼女は主役だと栄えない
が、助演だとなかなか良い味を出すと思う。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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