四つの嘘

脚本/大石静

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第5話 衝撃の夜〜火花散らして


西尾満希子は、家庭教師の大森からロ・モネール展に一緒に
行くことを誘われる。満希子は息子の明も連れて行こうか
悩んでいると、大森から二人で行きたいと言われ、二時に
上野駅前で待ち合わせすることになる。今日、偶然出会えた
のは運命なのかと言われ、満希子は舞い上がる。
帰宅すると娘からはキツイ一言。家のことしかしていない
のだからサボらないでという。そんな言葉にも満希子は上気分
で竹内マリアの曲を口ずさむ。
灰谷ネリは原詩文の元を訪れる。先日頼まれていた老人ホーム
の件について資料を持ってやってくる。入所金は500万かかる
と言われとてもじゃないけど無理だと告げる。老人保健施設
というものがあり、半年だが格安で介護してくれる場所がある
と言われ、取りあえずそこに預けることにした。その後も
引き続き支援してくれるよう、詩文はネリに頼むのだった。

女性としての喜びを甘受するために、女性は男性にすり寄り
年下の男性に翻弄させられる女性達を描いた話しだった。

高校時代にやり残したことを取り戻していく様な展開になる
のか。

満希子は家庭教師でインテリの彼に心惹かれていく。
デートに見る無邪気で優しい彼の姿と翌日に家庭教師に来た
素っ気ない彼の姿。
完全に恋愛の主導権を年下の男性に握られてしまう。
家庭教師は自らの境遇を語るわけだが、母親は物心をつく頃には
亡くなっており、父親一人で育てられたという。
如何にも同情を引き寄せるための演出と行った感じがして
何か臭うものが存在していそうだ。
後々にしっぺ返しが来ないと良いんだけどね。

灰谷ネリに関しては少し事情が違う。
自宅に空き巣が入ったとのことだが、メールを見ている彼女を
見ると、脅迫してくる相手に心当たりが有る感じ。
英児の中に男らしさを見ているのか、年下というよりも
彼の力を頼りにしているか弱い一面が存在していそうだ。

原詩文は完全に一連の恋愛劇からは一線を画している訳だが、
彼女こそが物語を主導していると言わんばかりに、次々と他の
女性陣の怪しげな行動にアンテナを張り巡らして見守っている。
ラブホテルに勤める彼女の役目は密会しているのを見守る事
なのか。
自らも恋愛の当事者として発展しそうな相手の登場に期待
させるものが有るが、ドラマとしての展開を見る限りでは
この原詩文の恋愛が一番落ち着いており、幸せを掴みそうな
気がしてくるからなんともいえないものが有る。

原詩文………永作博美 (魔性の女。本屋の娘)
戸倉美波………羽田美智子 (カナダに住む)
西尾満希子………寺島しのぶ (仏壇屋の娘)
灰谷ネリ………高島礼子 (世田谷第一病院の女医)

河野圭史………仲村トオル(友情出演)外交官
安城英児………勝地涼 (ボクサー。詩文の彼氏)
西尾武………渡辺いっけい (満希子の夫)
河野良子………野際陽子(特別出演)(圭史の母)
西尾ゆかり………夏未エレナ (満希子の娘)
西尾明………井之脇海 (満希子の息子)
戸倉雅之………二階堂智
戸倉彩………栖葉桃菜

福山………長谷川博己
井上………奥田崇
坂元弘樹………進藤学
原禮一郎………品川徹
宮部………伊藤ゆみ

((18歳の頃))
原詩文………入来茉里
戸倉美波………下垣真香
西尾満希子………石田未来
灰谷ネリ………河合優

guest
大森基 ………崎本大海
ジム会長………不破万作
院長………大林丈史
妙子………山口美也子
刑事………野添義弘

坂田直貴、藤井亜紀、白木ケイ、蓮見陽介

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