7人の女弁護士
(第2シーズン)

脚本/尾崎将也、旺季志ずか、田子明弘、樫田正剛、酒井直行

http://www.tv-asahi.co.jp/7nin/


第11話 最終回…女弁護士が殺人!?結婚サギの罠!!最後の法廷


弁護士事務所に警察官がやってきて、飯島妙子が中川洋介
殺害容疑で捕まる。弁護士事務所の仲間は飯島のプライベート
に関して何一つ知らされていないので、被害者が妙子の恋人
であるかどうかもよく分からなかった。
被害者は鋭利な刃物による失血死。死亡推定時刻はPM10時から
AM2時までの間。食事中に背後から刺され、複数回刺されている
事から、怨恨の線が考えられた。監視カメラには10時頃飯島が
アパートに入り、12時頃外に出たのが撮影されており、死亡
推定時刻と完全に被っている。
第一発見者は中川洋介の元彼女の遠藤百合絵であり、調べていく
ウチに妙子も百合絵も彼に多額の金を貸していることから、
中川が結婚詐欺師で有ることも疑われる。
そんな中、初公判の席で検察側の読み上げる罪状認否を、妙子
はあっさりと認めてしまうのだった。

ドラマのポイントはズバリ2カ所か。

被害者を結婚詐欺の様に臭わせ、一連の事件の真相を分かり
づらく偽装している点と、被告人が証人尋問するという不思議な
展開が用意されたこと。

結婚詐欺の件で偽装されて事もあり、裁判での展開が二段オチ
のような段取りが用意され、少しこれまでとは異質な感じに
映った。
大概的にはとても面白く演出された話しだと思うが、細かい
パーツをかみ砕いてみていくと不自然さばかりが目立つ展開
だと思う。

中川洋介を脅してきた立浪勉との関係が実に解りづらいし、
脅されたからと言ってなぜこうも簡単に洋介が金を払おう
としたのか。開業を目指す青葉敏光が大事な時期に金を
使い込む意味も分からないし、その罪を隠すために同僚を
殺すという安直な行動にもまるで説得力がない。
敵対する刑事や検察が嫌ったらしく見えるのは仕方がないが、
事務所を潰すなどと発言する検察の越権した態度に、不自然
そのもの。

流石に最後は犯人を証明する為の時間が無かったのか、
スリッパに付着する弁当のパーツをもって特定してしまったが
仕方がないか。

なんだかんだ言ってもなかなか面白いドラマなので、是非
とも第3シーズンの製作をお願いしたいです。

藤堂真紀:釈由美子
飯島妙子:原沙知絵
北村一平:永井大
矢島里美:中村果生莉
杉本美佐子:野際陽子
中村早紀:滝沢沙織
宮田静香:東ちづる
吉沢加奈子:中島知子
川村綾子:三浦理恵子

guest
中川 洋介 (葛山信吾) 宝石店開業。飯島妙子の彼
青葉 敏光 (風見しんご) 洋介の同僚
遠藤 百合絵 (佐藤仁美) 洋介の元彼女
立浪 勉 (堀部圭亮) 洋介の知人

近江谷太朗、野添義弘、吉田羊、畠山明子、児玉頼信
佐藤一平、真、山口年男、徳井広基、浜田大介

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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