赤い糸

脚本/渡辺千穂、半澤律子
演出/村上正典、川村泰祐

http://wwwz.fujitv.co.jp/akai-ito/index.html


第2話 孤独を癒やすチョコレート


--------------------------------------------------------
"友達と恋人の境界線って何処?"

敦史は道ばたで倒れ病院に運ばれる。
血液検査の結果、アンフェタミンに反応が出ており、覚せい剤
中毒の恐れがあるとの診断を受ける。倒れたのを受けて母親・
夏実が病院に駆けつけるが、病院から通報を受けた警察が彼女
を事情徴収する。敦史はその時ベッドで目を覚まし芽衣から
もらったチョコを食べる。

芽衣は朝早く登校し、敦史の住む神社に来ていた。
そして朝早くから竹ぼうきで落ち葉の掃除している敦史と出会
う。そこに悠哉もやってくる。何故早く家を出たのかと聞かれ
答えに戸惑う芽衣。助け船を出すように敦史がノートを借りた
と告げる。

芽衣は友人の美亜や優梨と居るときも何処か上の空。
悠哉先輩と何かあったのか?と聞かれ、芽衣は彼には好きな人
がいて、その人に気持ちを伝えたいから協力して欲しいと頼ま
れた事を告げる。
そんな芽衣の元に悠哉からメールが届き、姉・春菜にプレゼン
トしたいがどんなものが好みなのかと聞かれる。芽衣はプレゼ
ントの買い物に付き合うと返信してしまう。
--------------------------------------------------------

芽衣は幼馴染みで一歳年上の悠哉が好きだが、悠哉は姉の春菜
が好きだと分かる。しかもそんな彼から告白するために協力し
て欲しいと頼まれるのだが・・・

主人公が語るとおり、綺麗で都合の良いものだと思っていた
運命だが、実際には運命だと勝手に思いこんでいただけで
悠哉との関係は運命ではなかったこと。自分の都合通りに行く
ような単純なものではない事を描いた話だった。

しかし悠哉との関係が運命ではないとは言い切れない所が難しい
所か。運命なんて言葉を定義づけるのは実は難しい事。
結局最後に結ばれた人が運命って事になるのか、それとも今
その瞬間を幸せにする人を運命とするのか、その辺の基準は
曖昧だからね。

落ち込んでいるときにすぐに集まってくれる仲間がいることの
幸せさを感じような展開ではあるが、その中でも迷っている
ときに自分を前向きにしてくれる様な言葉を投げかけてくれる
人の存在が抽出され、転んだ芽衣の手を引っ張っていく敦史の
存在は実に良い感じに映る。

意外と軽いノリで恋愛を楽しむ世代の中でも、運命を信じる
古風な感じの主人公に好感が持てるが、今後グチャクヂャな
展開が待っていそうで実に恐いところである。あの茶髪の先輩
の唐突な登場の仕方に、何かの前振りなのかという気がして
ならない。

竹宮芽衣 ……… 南沢奈央 (普通の中学生)
西野敦史 ……… 溝端淳平 (通称、アッくん)
高橋 陸 ……… 木村 了 (通称、たかチャン)
山岸美亜 ……… 岡本 玲 (芽衣の友人、行動的)
田所麻美 ……… 石橋杏奈 (敦史の幼なじみ)
中川沙良 ……… 桜庭ななみ (芽衣の友人)
藤原夏樹 ……… 柳下 大 (敦史とは小学校からのつきあい)
中西優梨 ……… 鈴木かすみ (芽衣の親友。)
神谷 充 ……… 田島 亮
竹宮春菜 ……… 岩田さゆり (芽衣の姉・高校生)
篠崎悠哉 ……… 矢崎 広 (芽衣の1歳上の幼なじみ。)
竹宮寿久 ……… 甲本雅裕 (芽衣の父親)
西野夏実 ……… 山本未來 (敦史の母、薬物依存症)
森崎孝道 ……… 小木茂光 (大叶神社の宮司)
竹宮幸子 ……… 渡辺典子 (芽衣の母親)
コータ ……… 山田ジルソン (悠哉の同級生)
幼少期の敦史 ……… 沢木ルカ
幼少期の芽衣 ……… 宮武美桜
太田 ……… 鈴木浩介

中谷みつとし(mahha)
内枡聖也、足利翔一、一ノ瀬将太、矢柴俊博、笠木泉、松葉祥子
中村朝佳、浦ちあき、高橋慶子、林和義、康喜弼、松田賢二

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system