赤い糸 脚本／渡辺千穂(3)(4)(5)、半澤律子(1)(2) 演出／村上正典、川村泰祐 http://wwwz.fujitv.co.jp/akai-ito/index.html

第5話 効かないクスリ

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母・夏実が事故にあったという事を聞き、修学旅行の途中に
戻った敦史。その間、長崎では宿舎の屋上から芽衣の目の前で
沙良が飛び降りてしまう。芽衣とたかチャンの関係を誤解した
沙良は、唯一信じていた芽衣に裏切られたと思ったための行動
だった。
そんな中、敦史は芽衣の母・幸子から芽衣と付き合うのは辞め
て欲しいと告げられてしまう。
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芽衣が最も苦しんでいる時に、皮肉にも彼女の母親から付き合
いを止められるという息苦しい展開が用意された。

しかしこのドラマ、運命の赤い糸がテーマというよりも、薬物
に関する現実と啓蒙的な意味合いが強いのではないかと思って
しまうほど薬物に対する扱いが大きい。

意外にも身近に、しかも世代を超えて竹宮家と西野家の繋がり
が有るというのは面白いと思う。

再び麻美が展開に絡んできた。
ドラマでは生きている現実の中に、薬物に頼らざるを得ない
過去の事実を絡ませた事で難儀を極める展開になった。
薬から無理に引き離そうとしたことで、麻美の父親は自殺して
しまったのだろうか。離婚が引き金となって薬物を使用し始め
たのか、薬物が元で離婚に至ったのか。
有る意味では麻美と敦史の間にも運命というものが存在して
いそうだが、単なる同じ悲しみを共有するという同士的なもの
しか感じていかないのかな。

これだけコミュニケーションツールが揃っている現代に於いて
も、意外と関係が近づかず、他人の領域に踏み込めない現実
がなんとも寂しく映るね。

竹宮芽衣 ……… 南沢奈央 (普通の中学生)
西野敦史 ……… 溝端淳平 (通称、アッくん)
高橋　陸 ……… 木村　了 (通称、たかチャン)
山岸美亜 ……… 岡本　玲 (芽衣の友人、行動的)
田所麻美 ……… 石橋杏奈 (敦史の幼なじみ)
中川沙良 ……… 桜庭ななみ (芽衣の友人)
藤原夏樹 ……… 柳下　大 (敦史とは小学校からのつきあい)
中西優梨 ……… 鈴木かすみ (芽衣の親友。)
神谷　充 ……… 田島　亮
竹宮春菜　……… 岩田さゆり (芽衣の姉・高校生)
篠崎悠哉 ……… 矢崎　広 (芽衣の1歳上の幼なじみ。)
竹宮寿久 ……… 甲本雅裕 (芽衣の父親)
西野夏実 ……… 山本未來 (敦史の母、薬物依存症)
森崎孝道 ……… 小木茂光 (大叶神社の宮司)
竹宮幸子 ……… 渡辺典子 (芽衣の母親)
コータ ……… 山田ジルソン (悠哉の同級生)
幼少期の敦史 ……… 沢木ルカ
幼少期の芽衣 ……… 宮武美桜
太田一平 ……… 鈴木浩介
ユリ ……… 中村朝佳
由希 ……… 池田愛
井上隼作 ……… 矢柴俊博
川口ミヤビ ……… 平田薫
村越 ……… 松田賢二

永井博章、小室悠花、斎藤千晃、高田彩香、野村映里利
本橋由香、岩崎道子、若葉竜也、米村美咲

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)