赤い糸

脚本/渡辺千穂(3)(4)(5)(6)(7)、半澤律子(1)(2)
演出/村上正典、川村泰祐

http://wwwz.fujitv.co.jp/akai-ito/index.html


第7話 新しい恋の始まり


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いよいよ高校受験。
美亜は芽衣と同じ高校に通いたいが為に、連日睡眠時間を削っ
て勉強に勤しむ。みんなで合格祈願のために絵馬を書きに行く。
アッくんは芽衣にもっと何かあっても良かったのにと、呆気な
い別れに対して不満を告げる美亜に対して、芽衣は引っ越しの
日に会った出来事を全て語る。アッくんには既に別の女性が
居ることを。
それを聞いたたかチャンは下校の時、芽衣に告げる。
もしも同じ学校に合格したら付き合って欲しいと。芽衣は少し
考えた後、"うん"と頷いた。
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ここに来て美亜というキャラクターに対して掘り下げられた。
卒業式を前にしてまるで走馬燈のように入学式の時の事を
思い出す。美亜が神谷充と出会い、そして芽衣から声を
かけられる様子。

いきなり中学1年生の頃の様子が描かれたので驚いたけど、
美亜の中にも複雑な家庭の事情が存在したんだね。
何処かこの人物は異質的なものを感じていたし、何故生真面目
な芽衣と連んでいるのかとても興味深い描写だった。
普通ならば川口ミヤビ辺りと連んでいるのが自然だものね。
人との出会いによって人生がどのように転んでいくのか、
美亜にとって芽衣との出会いがとても良い方向に転んだ一例で
有り、このドラマがテーマとしている運命という事を勘案すれ
ばとても面白い描き方である。

いよいよドラマは高校編。
芽衣は一応美亜とだけは同じ高校に進んだ様子。
たかチャンは夜学に通うことになり、優梨は奇しくも麻美と
同じ高校へと進学。この辺の絡み方がとても興味深いね。
敦史は母親の容体が落ち着いたようで、再びこちらに戻ってきた
感じだけど、どの高校に進学したのかも興味深いかな。

たかチャンが意外にも嫉妬深く、彼女になった女性を縛り付ける
様な性格だとは驚き。新しい学校の友達と仲良くしたい時期だろ
うに、自分以外の人に目を向けさせないようし向けたり、仲間
に監視させているところなど、一気に株を下げるような行動を
見せ始めた。流石にこの人との付き合いの継続は難しいだろう
ね。いきなり暴力に出る所など有り得ない感じだが、これで
また敦史との再会に向けて上手くお膳立て出来たのかなという
感じだ。

竹宮芽衣 ……… 南沢奈央 (普通の中学生)
西野敦史 ……… 溝端淳平 (通称、アッくん)
高橋 陸 ……… 木村 了 (通称、たかチャン)
山岸美亜 ……… 岡本 玲 (芽衣の友人、行動的)
田所麻美 ……… 石橋杏奈 (敦史の幼なじみ)
中川沙良 ……… 桜庭ななみ (芽衣の友人)
藤原夏樹 ……… 柳下 大 (敦史とは小学校からのつきあい)
中西優梨 ……… 鈴木かすみ (芽衣の親友。)
神谷 充 ……… 田島 亮
竹宮春菜 ……… 岩田さゆり (芽衣の姉・高校生)
篠崎悠哉 ……… 矢崎 広 (芽衣の1歳上の幼なじみ。)
竹宮寿久 ……… 甲本雅裕 (芽衣の父親)
西野夏実 ……… 山本未來 (敦史の母、薬物依存症)
森崎孝道 ……… 小木茂光 (大叶神社の宮司)
竹宮幸子 ……… 渡辺典子 (芽衣の母親)
コータ ……… 山田ジルソン (悠哉の同級生)
幼少期の敦史 ……… 沢木ルカ
幼少期の芽衣 ……… 宮武美桜
太田一平 ……… 鈴木浩介
ユリ ……… 中村朝佳
由希 ……… 池田愛
井上隼作 ……… 矢柴俊博
川口ミヤビ ……… 平田薫
村越 ……… 松田賢二
石川マチ子 ……… 山口紗弥加

米村美咲、池田愛、柊瑠美
日和佑貴、村上剛基、柴田将士、中村真知子、大村学
結城洋平、堀江隆太、笹崎恵二、松永蘭、高橋亜由美
佐藤栞菜、斎藤千晃、高田彩香、浅野順平、真下有紀
深沢敦

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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