赤い糸

脚本/渡辺千穂(3)(4)(5)(6)(7)(8)、半澤律子(1)(2)
演出/村上正典、川村泰祐

http://wwwz.fujitv.co.jp/akai-ito/index.html


第8話 赤い糸


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高校進学に伴い新しい友達が出来たために放課後毎日逢うのは
よそうと告げた芽衣に対してたかチャンは彼女をビンタする。
芽衣の異変に気がついた姉・春菜は相談に乗ることに。
そんな中、美亜もまた充から別れを告げられてしまう。
美亜の相談に乗りたい芽衣だが、毎日逢うと約束した手前なか
なか彼女との時間が取れず、たかチャンは大事な用事があると
言っては芽衣を自分にし向ける。
そんな中放っておかれた格好になった美亜は、突如芽衣とは
連絡が取れなくなる。
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ドラマとしては、たかチャンが執拗に芽衣との約束に固執する
あまり本当に近くに居てあげねばならない人の元に居られない
という息苦しい展開だった。

ちょっとたかチャンが暴力を奮う描写とかエグい感じがした。
たかチャンが自分に自信を持てずにその結果芽衣を傷つけてし
まう訳だけど、もっとたかチャンが不安に陥るための具体性の
有るエピソードがあると良かった。
特に今回は敦史との絡みだけど、敦史が戻ってきた事を発端
にして芽衣の事が信じられなくなる描写が描かれていくと、
もっとリアルな感じがしたと思う。

美亜周りのエピソードはどう転ぶのか分からなくて、興味深い
流れを演出出来ていた。特に中学から高校になり、昔のような
関係を維持できなくなり美亜が再び何処か人恋しとなる場面など、
前回美亜自身のエピソードを描いたからこそ活きていた流れ
だと思う。

美亜がクスリをやっている事を見抜いたのも敦史だったし、
そう簡単に辞められないと言ってのけたところも、直前に母親
の件で医師から忠告を受けていたからこその発言だろう。

あれだけ芽衣との関係に固執していたたかチャンが敦史に引き
合わせてしまうところとかちょっと不自然な感じはするが、
今の敦史には麻美が近くにいてなかなか芽衣との距離が近づけ
ないで居る所など、どうやって打開していくのか楽しみな展開
ではある。

しかしここらで無意味にたかチャンを殺してしまう所など、
如何にも携帯小説っぽい流れかな。人の死を利用して劇的な
変化を求める所などは、たかチャンの暴力以上にエグい展開
だ。

竹宮芽衣 ……… 南沢奈央 (普通の中学生)
西野敦史 ……… 溝端淳平 (通称、アッくん)
高橋 陸 ……… 木村 了 (通称、たかチャン)
山岸美亜 ……… 岡本 玲 (芽衣の友人、行動的)
田所麻美 ……… 石橋杏奈 (敦史の幼なじみ)
中川沙良 ……… 桜庭ななみ (芽衣の友人)
藤原夏樹 ……… 柳下 大 (敦史とは小学校からのつきあい)
中西優梨 ……… 鈴木かすみ (芽衣の親友。)
神谷 充 ……… 田島 亮
竹宮春菜 ……… 岩田さゆり (芽衣の姉・高校生)
篠崎悠哉 ……… 矢崎 広 (芽衣の1歳上の幼なじみ。)
竹宮寿久 ……… 甲本雅裕 (芽衣の父親)
西野夏実 ……… 山本未來 (敦史の母、薬物依存症)
森崎孝道 ……… 小木茂光 (大叶神社の宮司)
竹宮幸子 ……… 渡辺典子 (芽衣の母親)
コータ ……… 山田ジルソン (悠哉の同級生)
幼少期の敦史 ……… 沢木ルカ
幼少期の芽衣 ……… 宮武美桜
太田一平 ……… 鈴木浩介
ユリ ……… 中村朝佳
由希 ……… 池田愛
井上隼作 ……… 矢柴俊博
川口ミヤビ ……… 平田薫
村越 ……… 松田賢二
石川マチ子 ……… 山口紗弥加

米村美咲、池田愛、柊瑠美、林和義
江澤瑠菜、鹿出俊之輔、大林奈乃羽、浜岡遼

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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