あしたの、喜多善男 〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜 脚本／飯田譲治 出演／小日向文世、松田龍平、小西真奈美、今井雅之 栗山千明、要潤、生瀬勝久、吉高由里子、岩松了 丸山智己、吉家章人、渡辺万美、片山瞳、桂亜沙美 武下公美、ユリサ、崎田まや、野口かおる http://www.ktv.co.jp/yoshio/index.html

第2話 母との別れ…と罠

残り11日でこの世でやり残したことを消化し、自殺することを
考えている喜多善男。1日目が過ぎ2日目が訪れようとしていた。
2日目には父親の墓参りと母親に会いに行くことを考えていた。

自殺するとなれば必ず避けられないのが両親との面会。
父親は既に亡くなっており、残すところ母親との対面だ。
この世に絶望したくなるような母親の認知症の現実。
しかしそんな母親も息子のためにと大好きなカレーを用意
してくれている現実がなんとも切ない。
生か死かの駆け引きに於いて、複雑な綱引きが行われている
瞬間ではないかな。

毎回のように故意ではないが亡くなる事が出来るタイミングが
必ず訪れている。しかしそのタイミングで死ぬことは考えて
いない善男に対して、この世に未練が有るのではないかと問い
かけるネガティブ善男の存在の絶妙さとその後に必ずやってくる
元アイドルの宵町しのぶがなかなか癖になりそうな場面を作って
いる。
ワンパターンな流れだが、この流れを上手くいじることで
更なる絶妙な演出になるだろう。

少しずつ善男周りの人々の意図が明らかになる。
平太は2000万の借金返済の為に善男に保険入会を迫る。
善男の人の良さに微妙に良心の呵責に悩まされている感じも
受けるが、今後どう気持ちが変化していくのか興味深い。

元妻・みずほとの関係がまだハッキリとしない。
これ程善男の事を嫌っている理由と、2番目の夫が亡くなった
件について、どういった経緯が存在するのか。
みずほの心に闇が覆い被しているのは事実であり、カウンセ
ラーがそれを解きほぐそうとしている。果たしてどんな驚く
べき過去が存在するのだろうか。

guest
加藤治子、神保悟志、林泰文、小林滋央、水谷妃里
村上航、西村いづみ

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