薔薇のない花屋

脚本/野島伸司
出演/香取慎吾、竹内結子、釈由美子、松田翔太、寺島進
池内淳子、三浦友和、本仮屋ユイカ、八木優希、今井悠貴

http://wwwz.fujitv.co.jp/rose/index.html

第7話 親が子供を叩く時

雫が教室に立て籠もったとして連絡を受けた英治は急いで
学校へと向かう。バリケードの先にいたのは、20人の覆面を
被った女子生徒たち。小野先生が雫から予め渡されていた
手紙を読み上げる。これは愛情を図るテストだという。
もし覆面の下から本物の雫を当てることが出来たのならば、
それは愛情だと見なし、おじいちゃんの所に行くという。
雫の出した譲歩案だった。
一人一人違うと思われる人物を選択筋から外していく英治。
ついには最後の一人になるが、彼はこの人物も雫ではない事
を悟る。

冒頭の覆面を中から本物を見つけるテスト。
この顔を覆面で覆う行為が度々このドラマの中で出てくる訳
だが、どういう訳か見ていて気味が悪く、感動云々の流れ
以上に何処か気になるものが存在している。
それよりも雫ってもしかすると英治が血の繋がる父親ではない
ことを知ってはいないだろうか。
度々父ちゃんは男の子が欲しかったのか?とか自虐的な発言が
見られるし、愛情のテストだったり、仮面を被る行為の中には
何処か今の関係を不安視しているような感じにも見える。

"血が繋がっていなくても一緒に暮らしていればそれはもう家族
です。"
孤児として育ってきた英治らしい考え。
そんな彼だからこそ、血が繋がっているのにぞんざいに家族の
者を扱う人を許せないのだろうか。

ここにきて新たなるキャラクター・神山舜の登場。
彼も名も無き戦士の一人で孤児として共に育ってきたのだろうか。
堅く友情を誓う握手。
確かに携帯電話の声は彼の声ではなかった気がする。

なんとなく一連の態度や携帯の声を聞くと、四条みたいな感じ。
父親は四条なのかな。

今回は復讐のためとはいえ散々他人の人生を振り回してきた
院長に罰を与えるような話しだった。これまで娘のことで
苦悩してきたとはいえ、誤爆したり自らの不摂生で役割を
果たせずじまいの彼には良い薬だろう。しかし彼には孫・雫
が居る。心情的にはまだまだ生ぬるい感じだ。

直哉も被害者であれ、英治の破綻に一役関わっている訳だし
微妙な立場。許してもらえるかどうかは分からないが、
取りあえず働いて必ず金は返しなさい!と小一時間。

guest
玉山鉄二、仁科亜希子、小市慢太郎

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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