薔薇のない花屋 脚本／野島伸司 出演／香取慎吾、竹内結子、釈由美子、松田翔太、寺島進 池内淳子、三浦友和、本仮屋ユイカ、八木優希 http://wwwz.fujitv.co.jp/rose/index.html

第11話 薔薇を売る花屋〜涙の一滴（しずく）…

携帯電話越しに雫に本当のことを語る英治。
君の母が君のことを無事産まれてくるよう励まし続けた。
別の方法も有ったのかも知れない。その事だけが悔いる事。
償いの意味も込めて育てていく内に、生きる意味となっていたと。
そんなやりとりを聞いて舜は病院へと向かい、手術に加わる。

殆どサプライズ的なものは無かったと思うが、安定的な面白さ
を提供してくれた。
唯一舜が自分の価値観以上のことを英治がしている姿を見て
随分丸くなった印象が有るって事かな。

予告で見た美桜の悲しむ姿は、手術が失敗に終わる為のもの
ではなく、今にも亡くなりそうな父親を励まし、心に訴えかけて
いた言葉だったのね。

このドラマ、「鹿男あをによし」と共に、随分とドラマblogを
賑わしたドラマだと思う。視聴者との一体感、視聴者を裏切る
反転具合など色々と楽しませる演出が為されて良くできていた。

英治の心理・精神状態を薔薇に例えた事も面白かった。
隠れた花言葉とかちょっと凝りすぎだけど、薔薇を扱うことで
彼の中で一皮剥けた事がそんな演出だけでもよく分かるからね。

美桜は手紙を残して消えてしまった。
もう少し時間があれば、あの時のリベンジとばかりに、ノー
ヒントで彼女の元にたどり着くようなエピソードを演出して
美桜自身を驚かせるようなやりとりが有っても良いのかも
しれない。
美桜の家が薔薇農家をやっているのはなんとなく予想は出来た
ので、大した驚きもないストーリーだったのがちょっと残念。

guest
玉山鉄二、尾藤イサオ、今井悠貴、中根徹、上山奈緒美
阿部未菜美、海老沢神菜、西川洋禄

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)