第2話 ボンビーvs買い過ぎ女
母が借金のカタにオムオムに連れて行かれる夢を何度も
見る小山一美。警察官・引田修三とOL・中原未海も同様に
借金に悩まされていた。三人はある時、これ以上借金を重ねる
のは辞めようと誓い合うのだが、真っ先に破ろうとしている
のは買い物依存症の中原未海だった。
今回の脚本は山岡夏介さんではなく山浦雅大さんだった。
今回もオムオムによって課題を出される展開の中、自分を
犠牲にして他人のために尽くそうとする小山一美の姿が見ら
れる話しだ。
50円のもやしを100円で売るという課題。
しかも3時間という括りがあるところは、如何にも失敗させる
為だけに存在するエピソードだ。
あんな形で路頭で売っている人の商品を普通は買う物だろうか?
しかも10円にシビアな主婦層が割高な100円のもやしを買う
とは到底思えない。
もやしのエピソードはかなり失望する展開だったが、簡単に
買い物依存症の女性を立ち直らせなかったというオチはよく
出来たと思う。
よく見れば周りは借金者だらけ。
特に白石涼も1000万円の借金が有ることが分かっただけでも
興味深い。
逆上がりのエピソードで3万円ももらえてしまう微妙な金銭
感覚。更に小山一美が白石涼にお礼を譲った様な形になって
いるが、子供に逆上がりを教えたのは白石涼であって、これ
また微妙なオチである。
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)