ブラッディ・マンデイ

脚本:蒔田光治

http://www.tbs.co.jp/bloody-monday/


第2話 ウイルステロついに勃発!!迫り来る日本最後の日!!


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医師の富永誠が殺害されて発見。
高木遙の事を診ている医師は偽物だと分かり、小百合は藤丸に
電話を入れる。急いで病院に向かう藤丸は、遙が誘拐されて
ベッドから居なくなっている事に気がつく。すると備え付けて
有る病院の電話が鳴る。藤丸が出ると犯人から"渋谷の廃ビル
に30分以内で来い"と言われる。

その頃サードアイにテロリスト犯の一人から電話が入る。
ショッピングモールの件は楽しませてもらったと言い、今度は
本当のウィルスを既に送らせてもらったという。犯人の目的は
ファルコンにあるという。そして犯人はウィルスを送った証拠
に送り先の住所を知らせてくる。感染したのは安田由紀子。
急いで防護服に身を包んだ対策員が安田邸に訪れ、彼女を隔離
した病棟へと連れて行く。

一方犯人から要求された場所にいくと遙が鎖で繋がれている姿
を目撃。急いで近づくと爆弾のスイッチを入れてしまうことに
気がつく。そこに犯人から連絡があり、もしも爆発を止めた
ければ、サードアイのコンピュータに侵入し、先日盗んだ
ロシアの動画をサーバーから削除しろと言われる。
残り時間は10分・・・果たして爆発を食い止めることが出来る
のか。
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ドラマとしての雰囲気は悪くはないのだが、色々とシナリオの
綻びだったり、演出だったりが見え始めた感じ。

この主人公、天才的なハッカーという事だけ有って、コンピュ
ータを握らせるとドラマは面白く動き回るが、それ以外の
要素がイマイチ面白くない。

今回折原マヤ周りの事情を探る訳だが、ビデオの件もカードを
借りるという不自然な行動を見せるよりも、何処かの場面で
先生の知らない間に抜き取り、監視カメラの映像を盗み見ると
いう展開を用意した方が良かった。
相手はこちらの情報が筒抜けである以上、こちらからも相手の
監視の目の行き届かない場所で行動を起こす必要があるし、
出し抜く爽快感が欲しいところだ。

更に突然食事を辞めて戻ってくる折原マヤの行動に違和感が
有りまくり。この辺はもう少し帰る理由を持たせたかった所。

犯人達のやろうとしている事にイマイチ説得力がない。
日本を陥れるためには、高木藤丸の力が必要って事なのか?

こう言っては何だが、妹を殺した時点で高木藤丸の事は操れ
なくなる。この妹を生命線と見るのならば、警察がもう少し
彼女を大事に扱っても良いはずだし、犯人が彼女を手放すタイ
ミングも悪すぎると思う。

藤丸は侵入したことがばれないような行動を取ろうとするが、
それがまた不自然な行動そのもの。
相手がプロでなくても如何にも怪しいという事がバレバレ。
もう少しハッキング以外の面に於いても、スペシャリストぶり
を発揮できるキャラクターを用意した方が良かった気がするね。

ウィルスの件はやっぱり江口のりこさんは亡くなってしまった。
ただの患者でなく際物な感じはしたけど、死ぬ間際まで掲示板
を気にするっていうのが何とも寂しいね。

高木藤丸 :三浦春馬 (高校生)
折原マヤ :吉瀬美智子 (テロリスト)
九条音弥 :佐藤健 (高校生)
加納生馬 :松重豊 (サードアイ)
宝生小百合:片瀬那奈 (サードアイ)
南海かおる:芦名星 (サードアイ)
朝田あおい:藤井美菜 (高校生)
高木遙  :川島海荷 (藤丸の妹)
安斎真子 :徳永えり (高校生)
立川英  :久野雅弘 (高校生)
神島紫門 :嶋田久作 (囚人)
霧島悟郎 :吉沢悠 (サードアイ)
『J』   :成宮寛貴(特別出演)
苑間部長 :中原丈雄 (サードアイ)
高木竜之介:田中哲司 (サードアイ、藤丸の父)

日景 : 並樹史朗
澤北美姫 : 阿南敦子
沖田耕一 : 工藤俊作
工藤明 : 久保田将圭
船木勘助 : 螢雪次朗
富永京子 : 宮澤美保 (看護師)
城田学 : 滝藤賢一 (すり替わり犯)
伊庭刑事 : 尾崎右京
朝倉看守 : 佐伯新
石川看守 : 野間口徹
黒崎所長 : 山中敦史
出門丈一 : TET
安田由紀子 : 江口のりこ
敷村荘介 : 神保悟志

石川松子 : 三原伊織奈 (浮気している妻)
山村陽子 : 小山田サユリ
吉岡 : 和田サトシ

永倉大輔、金子貴伸、谷口翔太、安部魔凜碧、山口龍人
恒吉梨絵、児島功一、斗澤康秋、浅里昌吾、澤山薫

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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