ブラッディ・マンデイ

脚本:蒔田光治

http://www.tbs.co.jp/bloody-monday/


第3話 裏切り者は誰だ!?味方に潜む敵の影!!テロ首謀者・現る


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ロシアのクリスマスは1月7日。その日先生(折原マヤ)は何処に
居たのか。尋ねる藤丸にマヤは、映像にあったロシアの教会に
居たことを素直に認める。折角優しくしていたのに馬鹿ねと
銃口を向けるマヤ。彼女が発砲しようとした瞬間、一瞬先に
隣のビルから狙っていたサードアイの狙撃犯が彼女を撃った。
現場に駆けつける加納たち。まさか学校内にもスパイが居ると
は・・・藤丸は心配してやってきた音弥に事情を説明する。
組織内ではマヤが捕まったことが知れる。

一方、ウィルスに感染したと思われた看護師・山村陽子は幻覚
に苦しんでいた。一度は感染したと思われたが、感染後に彼女
の起こした行動の何かがウィルスの進行を止めウィルスを死滅
させたとの分析をするのは敷村だった。そんな彼の元に藤丸の
父親・竜之介から電話が鳴る。先日受け取ったSDカードの中身
について、デラッディXの塩基配列を自分の方でも調べたいので
渡して欲しいというもの。

サードアイでは折原マヤの尋問が始まる。
FBIから研修してきた尋問員が担当することになる。
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果たして折原マヤは尋問に耐えることが出来るのか。
そして彼女はどんな情報を掴んでいるのか。

なんだかドラマが急激につまらなくなってしまった。
サードアイのエージェントたちの人物造形があまりにも滑稽で
行動に於いてプロフェッショナルらしい素振りが無く、見て
いてゲンナリ。
特に南海かおると犯人のやりとりは滑稽そのもので、かおる
は一体何をしたいのだか全くの意味不明。二度もイニシアチブ
を取りながら、簡単に犯人のペースに陥るエージェントって
そんなので良いのでしょうか。

マヤを護送する顛末に於いても、エージェントたちの手際の
悪さに驚くばかりで、敵の組織に踏み込もうとしているのに、
たった二人のエージェントしか同行せず、応援が来るのがなんと
10分も掛かるというのだから凄い。

もう少し日本のドラマ制作陣も「24」を研究していると思って
いたのだが、表面的なものしか学び取っていないようで、
ちょっとショックだ。

それでも裏切り者が居ると分かる辺りのシナリオはとても
面白くできていた。高木竜之介に最初の容疑が掛かり、
その次には加納にその視線が及ぶ。結果的に宝生だったわけだが
あのメールは、あんなに回りくどいことをしなくても、加納と
サードアイの本部にだけ送信すれば良かったのではないかと
言う気がする。

尋問の仕方にもなんとなく妙味が感じられなかったし、
もう少し工夫が欲しいところだ。

高木藤丸 :三浦春馬 (高校生)
折原マヤ :吉瀬美智子 (テロリスト)
九条音弥 :佐藤健 (高校生)
加納生馬 :松重豊 (サードアイ)
宝生小百合:片瀬那奈 (サードアイ)
南海かおる:芦名星 (サードアイ)
朝田あおい:藤井美菜 (高校生)
高木遙  :川島海荷 (藤丸の妹)
安斎真子 :徳永えり (高校生)
立川英  :久野雅弘 (高校生)
神島紫門 :嶋田久作 (囚人)
霧島悟郎 :吉沢悠 (サードアイ)
『J』   :成宮寛貴(特別出演)
苑間部長 :中原丈雄 (サードアイ)
高木竜之介:田中哲司 (サードアイ、藤丸の父)

日景 : 並樹史朗
澤北美姫 : 阿南敦子
沖田耕一 : 工藤俊作
工藤明 : 久保田将圭
船木勘助 : 螢雪次朗
富永京子 : 宮澤美保 (看護師)
城田学 : 滝藤賢一 (すり替わり犯)
伊庭刑事 : 尾崎右京
朝倉看守 : 佐伯新
石川看守 : 野間口徹
黒崎所長 : 山中敦史
出門丈一 : TET
敷村荘介 : 神保悟志

石川松子 : 三原伊織奈 (浮気している妻)
山村陽子 : 小山田サユリ (感染しなかった看護師)
吉岡 : 和田サトシ (松子の浮気相手)
竹田 : 竹嶋康成

永倉大輔、金子貴伸、谷口翔太、安部魔凜碧、山口龍人
恒吉梨絵、斗澤康秋、浅里昌吾、澤山薫

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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