ブラッディ・マンデイ

脚本:蒔田光治

http://www.tbs.co.jp/bloody-monday/


第5話 東京壊滅!?現れたテロ首謀者との生死を懸けた対決!!


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マヤによって連行される藤丸。連れて行かれた先は極普通の
喫茶店だった。客の一人として、この組織のリーダー"J"の
事を紹介される。
そんな彼からあなたの父・竜之介は私達の側にいると告げられ
そしてキミもこちら側にくるべきだと言われる。
このままだとキミの大切な人は亡くなる事を告げられ、もし
キミが僕達を助けてくれるのならば大切な人は予め助けること
を約束する。竜之介は敷村も誘拐した事を聞かされ、その目的
は病気の娘を助けるためだという。藤丸は返答に困る。
Jは更に話を進め、我々の目的は神になる事であり、その方法
を見つけたのだという。我々に付いてくればキミも神になれる
だろうと語られる。
しかし藤丸は正気に戻り、覚悟するのはあなた達の方だと告げ
る。賭けはオレの勝ちだという。
携帯の電源を切り、パソコンの電源も切って追跡不可能なハズ
なのに、サードアイには既にこの場所が特定されていたので
有る。なんでバレたのかJは尋ねる。すると携帯電話の電源を
切ったのが合図となり、パソコンの電源が切られるまでの間に
サードアイでは解析し、近くで動いている携帯の電波を特定
していたというのであった。
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マヤに連れて行かれた先で、リーダーであるJから父親も
この組織に参加していると言われ藤丸は困惑する。
果たして目的は何なのか。

なんとなく芸の無い展開だった。
初回のショッピングモールでの顛末と展開は同じだし、
結局敵の組織も藤丸が参加しないと分かるとあっさりと手を
引く辺り、一体こんなリスクを背負って何をしたかったのだ?
という展開だった。
前々から思っていたのだが、これら事件に関わっている人間
たちの年齢の幼さにリアリティを全く感じない。
それなりに活動するためには資金が必要なわけだが、その
資金源は誰が払っているのかとか、藤丸を展開に絡ませる
とより年齢層は低くなり、まるで学生同士の喧嘩みたいに
映ってしまう。

今回の最大の見せ場は、連絡源を失い孤立した藤丸だが
サードアイと精通してのは何故なのかという点。
そしてサードアイの司令塔である霧島悟郎が個人の利益を
優先させるのか、それとも国民の安全のために動くのかで
複雑な葛藤が有った点だと思う。

サードアイのレストランへの潜入の仕方とか全くプロらしさ
を感じず、あっさりと逃げられてしまう辺り、非常にレベル
が低い。普通せめてこの後にカーチェイスでも有って、
何らかの手段で犯人にまかれてしまうという展開を用意すべ
きものだが、一切省略されている辺りはシナリオ構成の面
に於いてもかなり雑である。

リスクが高いのに藤丸や遙の警備を殆ど無視した状態も疑問。

ドラマでは無理矢理藤丸に見せ場を作るために、父親の居所
を探る為のハッキングシーンを用意した。
何故父親はそんな面倒くさい事ばかりするのだろうか。
遙に対する着信履歴から何処にいるのか探り当てた方が、
組織の居場所自体が分かる気がするぞ。

高木藤丸 :三浦春馬 (高校生)
折原マヤ :吉瀬美智子 (テロリスト)
九条音弥 :佐藤健 (高校生)
加納生馬 :松重豊 (サードアイ)
宝生小百合:片瀬那奈 (サードアイ)
南海かおる:芦名星 (サードアイ)
朝田あおい:藤井美菜 (高校生)
高木遙  :川島海荷 (藤丸の妹)
安斎真子 :徳永えり (高校生)
立川英  :久野雅弘 (高校生)
神島紫門 :嶋田久作 (囚人)
霧島悟郎 :吉沢悠 (サードアイ)
『J』   :成宮寛貴(特別出演)
苑間部長 :中原丈雄 (サードアイ)
高木竜之介:田中哲司 (サードアイ、藤丸の父)

日景 : 並樹史朗
澤北美姫 : 阿南敦子
沖田耕一 : 工藤俊作
工藤明 : 久保田将圭
船木勘助 : 螢雪次朗
富永京子 : 宮澤美保 (看護師)
城田学 : 滝藤賢一 (すり替わり犯)
伊庭刑事 : 尾崎右京
朝倉看守 : 佐伯新
石川看守 : 野間口徹
黒崎所長 : 山中敦史
出門丈一 : TET
敷村荘介 : 神保悟志
宝生健太郎 : 児玉貴志
中川沙織 : 原田佳奈
村上杏里 : 渡辺志穂

金子貴伸、安部魔凜碧、山口龍人、恒吉梨絵、斗澤康秋

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