CHANGE

脚本/福田靖

http://wwwz.fujitv.co.jp/change/index.html

第2話 国会王子の初体験

補欠選挙に見事当選した朝倉啓太は上京し、議員宿舎ではなく
父親が拠点としていた家をそのまま使用することになる。
初登院の朝、美山理香が色々と説明に来る。あくまで私は
神林の秘書であるから今後は自分で秘書を見つけて欲しいと
いう彼女。議員バッヂを付けてもらうが全く実感がない啓太。
その時記者に囲まれる鵜飼総理が目の前を通り過ぎる。
鵜飼は啓太の姿を見ると無視することなく、彼のことをよく
知っていた。これからはキミのような若い人の時代だという
総理の言葉。
初の日本政友党での顔合わせでは、父親の不正を認めた件で
先輩議員から不満の声も挙がる。しかしそれを制したのは
神林正一だった。
神林は未だ秘書の居ない啓太を見て、そのまま美山理香に
彼の秘書に付くよう命じる。理香はそれを聞いて少なからず
ショックを受けた。
そんな中新人議員である啓太の事をマスコミが取り上げる
様になり、"国会王子"というあだ名まで付けられる事になる。

今回は一市民が議員になるとどんな手順を踏んで国会へと
足を向けていくのかを描いた話しでもある。

宮本ひかるや韮沢勝利がどんな形でこの物語に定期的に
絡んでいくのかと思ったけれど、同居して秘書みたいな
役割を果たすのね。

ドラマは何と言っても政治家として致命的でもある人脈が無く
政治に関して素人である彼が政治の世界に足を踏み入れていく
のかという事だろう。
こんな気むずかしい別世界に入っても、キムタクらしい
スタンドプレイは発揮されるのかなど興味深い点。
前回の彼は潔く罪を認めることで有権者からの指示を集めた
わけだが、今後はどんな手を使って彼らしさを演出していく
のか。

早くも神林正一らが朝倉啓太を特別視する理由が描かれた。
彼を噛ませ犬として使い、政治ではなく党を立て直すという
ものである。
作戦そのものが国民の無能さを揶揄しているようにも見えるが、
近年の政治を見ればその皮肉さ加減が面白く演出されている
様に見える。

先輩議員たちの思惑に飲み込まれないよう、彼の中の意外な
能力や魅力が発揮されていくことだと思うが、彼の傍に付いて
いる美山理香や韮沢勝利などの侮れない人員たちの配置は、
そんな思惑と対峙するには面白い選出だと思う。

今回のキムタクらしさは一市民のくだらない陳情を聞くこと
で発揮された。陳情に訪れた村山嘉津夫という男が後々
重要なところで出てくるんじゃないのかって感じがビンビン
している訳だが、果たしてどうなるのか。

朝倉啓太 ・・・ 木村拓哉
美山理香 ・・・ 深津絵里 (総務会長の秘書)
神林正一 ・・・ 寺尾聰 (日本政友党・総務会長)
宮本ひかる ・・・ 加藤ローサ (後援会長の姪っ子)
月丘瑠美子 ・・・ 堀内敬子 (医師)
近藤光輝 ・・・ 風間杜夫 (主席秘書)
鵜飼武彦 ・・・ 伊東四朗 (内閣総理大臣)
小野田朝雄 ・・・ 中村敦夫 (幹事長)
二瓶栄 ・・・ 神山繁 (二瓶派)
垣内達彦 ・・・ 大林丈史 (外務大臣)
朝倉貴江 ・・・ 富司純子 (母親)
韮沢勝利 ・・・ 阿部寛 (選挙プランナー)

生方恒夫 ・・・ 石黒賢
村山嘉津夫 ・・・ 泉谷しげる

国枝量平、後藤正興、向井修、河端保成、浦崎宏
吹田明日香、関口篤、中西俊彦、小池妙佳、宮本賢一
田中智美、川合千里、海島雪、堀江ゆかり、永山あけみ
森脇英理子、松尾まつお、車だん吉、田窪一世
隈部洋平、ふくまつみ、一岡裕人、浅木信幸、井上れい子
川又シュウキ、大野慶太、外園大、麻倉卓也、岩本美佑紀
岩崎恵子、矢萩理恵、積圭祐、浅里昌吾、熊谷美香
山口景子

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