CHANGE

脚本/福田靖

http://wwwz.fujitv.co.jp/change/index.html


第5話 総理休日の大事件


総理の特別補佐官として韮沢勝利が就任する。
広報及びコミュニケーション戦略のための配置であり、
国民と官邸の橋渡しの役を韮沢に任せることになる。
その頃、日本ではアメリカとの間で構造協議が難航していた。
この協議のために来日した責任者・ハリー・ビンガムは
農産物を現行よりも20%の輸入拡大を押しつけてくる。
しかし日本政府は一貫としてこれを拒否した。
美山は明日の日程を読み上げようとするも、総理の日程の全て
が空白になっていた。休日の様な形になることを知って
朝倉は東京観光がまだだと言い出す。しかし美山は外出には
事前に警備計画を立てなければならないので無理だという。
総理が動くとSPだけでなく、番記者や一般人が迷惑するので
家にいる様告げられる。帰宅すると宮本ひかるから休みの日
にはDVDでも見るのが良いと言われ、DVDを借りに行こうとする
と、物々しい警備に番記者達が取り囲み、その気も失せる
朝倉。そんな時、朝倉の家には次々と来客が訪れることになる。

政治世界の気難しい一面とは逆に、展開としてはかなり砕けた
内容だった。

要約すれば神林正一の思惑とは逆に朝倉啓太の中の有能な一面
を描いた展開であり、一国の総理の休日を面白可笑しく描いた
話しでもある。

総理になる前の職業を上手く活かした展開。
アメリカ様の前で何も言えない日本の政治家を皮肉るような
朝倉啓太のキャラクター。
美山理香も語っているとおり、当たり前の事を主張しているの
だが、心に直接響いてくるものが有るという所だろう。
それだけ彼が庶民的な感覚の持ち主で、その発言も分かりや
すいという所なのかも知れない。

ちょっとコメディ要素が長い気もするが、気軽に見ることが
出来る分なかなか面白かった。
なんで別れて疎遠になる娘が韮沢の元に訪れるのか、その恋人
が総理の家に呆気なく入ってこれる所など、不自然な面も否め
ないが、その分ビンガムに対して苛つかせるだけのバラエティ
に富んだ工作になったのでそれも仕方がないか。

朝倉啓太 ・・・ 木村拓哉 (総理)
美山理香 ・・・ 深津絵里 (総務会長の秘書)
神林正一 ・・・ 寺尾聰 (日本政友党・総務会長)
宮本ひかる ・・・ 加藤ローサ (後援会長の姪っ子)
月丘瑠美子 ・・・ 堀内敬子 (医師)
近藤光輝 ・・・ 風間杜夫 (主席秘書)
鵜飼武彦 ・・・ 伊東四朗 (内閣総理大臣)
小野田朝雄 ・・・ 中村敦夫 (幹事長)
二瓶栄 ・・・ 神山繁 (二瓶派)
垣内達彦 ・・・ 大林丈史 (外務大臣)
朝倉貴江 ・・・ 富司純子 (母親)
韮沢勝利 ・・・ 阿部寛 (選挙プランナー)

生方恒夫 ・・・ 石黒賢
鴨志田 ・・・ 東根作寿英
高柳 ・・・ 河野洋一郎

百坂哲也 ・・・ 西村雅彦 (財務省)
郡司敏夫 ・・・ 平泉成 (経済産業省)
西誠二 ・・・ 矢島健一 (外務省)
秋山太郎勘助 ・・・ 鈴木浩介 (警察庁)

森重 ・・・ 隈部洋平 (神林の秘書)
檀原段 ・・・ 大倉孝二 (SP)

奈津子 ・・・ 上原美佐
小柳健介 ・・・ 忍成修吾
ハリー・ビンガム ・・・ ニコラス・ペタス

隅野貞二、山田洋、浅木信幸、川又シュウキ、大野慶太
外園大、麻倉卓也、佐藤幹、矢萩理恵、岩本美佑紀
岩崎恵子、徳永淳、積圭祐、浅里昌吾、熊谷美香、山口景子
八戸優、セイン・カミュ

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