セレブと大貧民

脚本/徳永友一、田中一彦、古家和尚

http://www.fujitv.co.jp/celeb/index.html


第7話 大ゲンカのふたり

--------------------------------------------------------
アリスと司が付き合っていた頃の思い出のレストランで再び
再会したアリスと司は寄り添いながらピアノを引く。
その日以来アリスは様子がおかしくなっていた。太郎もまた
あれ程嫌っていた司と一緒にいるアリスの行動が理解できずに
いた。
翌日太郎はアリスに聞こうとするがどうしても聞き出す事が
出来ない。

一方アリスの継母・真紀子は、司を呼び出し話しかける。
グループを手中に収めるため、アリスを大人しくさせる為に
お守りとして司を呼び寄せたのに、一体何をしているのかと
プレッシャーをかける。

世間では結婚しない女性が急増している事がTVで報道される。
それを見て安田啓一は娘・幸子の身を案じて、結婚コンサル
タントに相談を受けようと試みる。しかしその頃同時に世間
では複数の偽名を使って結婚詐欺を働く・西山辰雄という男性
が指名手配されている事が報道される。

アリスの元に二人の編集者が現れる。
アリスが1年前に自伝の出版を契約していたというのである。
既に編集者は原稿を用意してありサインを書くだけだと告げる
が、その原稿を見たアリスは継母・真紀子との関係に誤りが
有るとして認めなかった。そこで期日までに自分が自伝を書く
と豪語するも、なかなか筆は進まず。それを見た郡司はセレブ
専用のゴーストライター・仁志山達夫に仕事を依頼する為に
新聞広告に依頼の為の暗号を送る。誰もそのゴーストライター
について詳細を知る者がおらず、相手からは取りあえず本人に
会ってから仕事を受けるかどうかを決めると言われ、ホテル
に行き"ニシヤマ"という人物を捜すのだが・・・
--------------------------------------------------------

アリスは契約に従い自伝を出版することになる。ゴーストライ
ターを雇おうという事になるが、そのゴーストライターは
色々と注文をつけてはなかなか執筆しようとはしなかった。

今回の脚本は古家和尚さんだった。

ドラマとしての興味は二つ。
5年前にアリスと司の間に何があったのか。
正確に言えば司は母親に何をされたのかという事だと思う。
そしてもう一つは、太郎がアリスの事を意識したのと同時に
意識し始めた事をアリスにも伝わっていく流れだ。

やっている内容はコメディだから仕方がないとはいえ、かなり
幼稚そのものであり、面白いのかつまらないのかよく分からな
かった。
詐欺師とゴーストライターを間違えて雇うこと。
その流れはアリスだけでなく、スクランブルの形で安田啓一
もミスリードしていく流れを持つこと。

太郎とアリスの関係を客観的に見て詐欺師さえも純粋な気持ち
にさせていくという展開だが、冷静に見ると流石にそんな訳が
無いと思う。そんな訳がないと一度言い出すと、このドラマの
全てが否定的に見えてくる。流されるまま見るのが楽しい
ドラマなのだろう。
前回あれ程見事に裏切ってくれた社員達があっさりラブ・アリス
に戻ってきているという設定からして、強引な流れだと思う。

美田園アリス ……… 上戸彩 (世間知らずなセレブお嬢様)
佐藤太郎 ……… 上地雄輔 (ワーキングプア)
安田幸子 ……… 国仲涼子 (啓一の娘。)
後藤田司 ……… 柏原崇 (後藤田ファンド代表)
大野緑 ……… 三浦理恵子 (メイド)
公文晃 ……… 宅間孝行 (記者・パパラッチ)
江原まなみ ……… 中山恵 (ラブ・アリス従業員)
市井静 ……… 上野なつひ (ラブ・アリス従業員)

坂本丈二 ……… 田村裕 (鮮魚店)
坂本和樹 ……… 黒木辰哉 (鮮魚店)

美田園真紀子 ……… 若村麻由美 (アリスの継母)
安田啓一 ……… 山下真司 (居酒屋店主)
郡司康夫 ……… 風間杜夫 (執事)

佐藤一郎 ……… 清水優哉
佐藤二郎 ……… 小林海人
佐藤花子 ……… 北村燦來

田山涼成、キムラ緑子、酒井俊也、是近敦之、いとうあいこ
大須賀王子、澤口渉、猪爪尚紀、山崎崇史、染谷夏子
勢堂公大、金時むすこ、臼井英、小此木麻里、本田よしみ
水沢駿、黒木真耶、坂本三成、須田邦裕、赤坂美穂

西山辰雄 ……… 姜暢雄
仁志山達夫 ……… 佐戸井けん太

森山周一郎、やくみつる、北芝健、浅沼晋平、虎芽光輝
打上順子、三田恵子、海老澤太刀弥、原南海子、アイドリング!!!
山田珠音、奥寺健(アナ)、藤田憲石、大村朋宏(トータルテンボス)
尾崎朋美、古村佑菜

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system