第3話 狼と元カレ乱入!授業参観成立せず
来週、文部小学校では授業参観が行われる。
音楽の授業で歌う曲目は決まるが、道徳の時間にやる事が
決まらない。そんな時、たまたま出席した研修先で同じ教育の
現場に立つ佐々木則和という男性と出会う。そんな彼が昨年
使った教材の一つ「橋の上の狼」を取り上げることにする。
言われるだけの鮎川規子も、今回同じ様な調子で美浦博之に
言い返したところが良かった。
今回珍獣が「どうして」攻撃をしてこなかった所が良かった。
子供らしく父親を求める素直な心が良かった。
この世代の子供は本能のまま自分本位に行動するというように、
父親と会いたいと思えば合唱中でも一人飛び出していくし、
道徳の授業の中でも、得意げに自分の知識を披露する。
その行動が良いのか悪いのか。
そんな子供を見て心配する親の気持ちもよく分かる。
確かに行儀が良くない。
子供の考え方に対してその想像力や個性を打ち消すような
教育はよく無いと思う。ただこの子供の行動は衝動を抑える
ことが出来ない子供の姿にしか見えないのが難点。
子供とはそんなものだといえばそうなのかも知れないが、
やはり躾けを無視して想像力や発想力を前面に出すのは実に
微妙な気がしてくる。
親切や優しさなどの礼節が身に付くのは必ずしも教科書の中
ではない事はよく分かるが、この子に合わせた教育とは今の
日本には難しいと思う。
guest
田窪一世、向井政生、西ノ園達大、本間剛、伊藤純、川口節子
飛鳥幸一、三好杏依
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