フルスイング

脚本/森下直
出演/高橋克実、伊藤蘭、川口翔平、小林克也、本田博太郎
里見浩太朗、吹石一恵、塚本晋也、萩原聖人、斎藤工
大島蓉子、黒谷友香、久野雅弘、徳永えり、佐野和真
井筒太一、落合恭子、矢崎広、池田愛、岡本奈月、淺井孝行
内田明、近江麻以子、中野真渡嘉

http://www.nhk.or.jp/dodra/fullswing/

第3話 本気になる

少子化の影響で生徒数が少なくなる中、学校としては生徒を
集める為に是非とも野球で結果を残したかった。
鮫島教頭は、その為に高林が野球部の監督になる事を推薦し
本人にもその旨を伝える。高林本人は教師になると決めた時から
野球のことは捨てたというのだが、教頭の熱心な誘いにどうして
も断ることは出来なかった。
そんな会話を聞いていた生徒達から、野球部の監督が高林に
変わるという噂が流れ始める。現在の監督である阿部は、大事な
時期に選手達を動揺させては困ると教頭に直訴するが、逆に
教頭から今回の大会で結果が残せなければ、来期からの契約は
無いと言われる。

今回は長年プロ野球のコーチを勤めてきた高林の信念を、上手く
選手や阿部監督に注入する話しだった。

勝つ事だけを信じるのが大切であり、それが監督の仕事でもある。

とても可哀想なのは、監督が辞任させられそうな立場にあるのは
自分たちの不甲斐なさが原因だと認識している選手達だ。
その姿を見て監督もまたやるせない気持ちに落ちていく負の連鎖
の構図。

天童先生から言われていたが、長年の経験が培う勝つ事への
自信感の他にもこういった対処法に長けている部分があるのだろう。

更に野球をする事の楽しさには勝つこと以外にもどう言ったモノ
が存在するのかをよく知っている。

見晴らしの良い場所にサブグランドを造成していたが、彼の中の
経験を生徒に伝えようとする意識が見られて、とても良くできた
ドラマだった。

guest
森聖矢、神山繁、筧裕介、近藤起矢、本多拓人、有働真樹
植松勇希、高橋宗平、一谷啓悟、出町勇人、椿直、井上景太
阿部亮平、牧野史弥、川村亮介、中村太亮、本間健太
村上雄太、関佑太、石田卓也、大杉篤史、湧澤未来

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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