ゴンゾウ 〜伝説の刑事

脚本/古沢良太

http://www.tv-asahi.co.jp/gonzo/


第1話 ダメ警官登場


井の頭署会計課備品係係長の黒木はゲームに没頭する。
鶴は彼に頼んだものを取りに来るが、そんな事お構いなし。
一方警視庁の刑事たちは梅原家の周りを取り囲む。
女子大職員殺害事件の重要参考人として、教授に同行を求める。
取調室では佐久間が一人で事情徴収に挑むことになる。
佐久間のプロファイリングによると、犯人は知的水準が
低い人物で、理性が乏しく感情的で臆病が故に過剰な自己防衛
の為に殺害に及んだという。教授とは違うタイプであると
推察。だからこそ無実を証明して、早くこの事情徴収を終わり
にしようと提案する。
一方井の頭署では未成年の少女を食い物にしているニコラス
を追っていた。遠藤鶴は高校生に扮してここ一ヶ月囮捜査を
行っている。今までメールでのやりとりだけだったが、今回
喫茶店で待ち合わせて会うことになった。
鶴はセーラー服に身を包み彼に会うと、早速彼の車に乗って
ホテルへと向かう。ニコラスは本物の女子高生かを確かめる
為に鶴に色々と質問するが、正確に答えられない彼女は
ニコラスの逆鱗に触れてしまう。襲われそうになるところを
尾行していた刑事達によって捕まえられるのだった。

初回を見た限りでは、正直思ったほど面白くなかった。

三つの事件が立て続けに起こったわけだが、流れとしては
バラバラで、所轄と本庁の捜査の違いが表れた感じの事件
だった。連続ドラマもののようなので、最初から事件が
まとまりすぎているのも変な話しなんだけどね。

黒木俊英は有る事件をきっかけに、捜査一課のエースから
転落して備品係として無意味な生活を繰り返している警察官。

井の頭署の警察官の中でも、黒木と鶴のキャラクターを色濃く
描いていたし、本庁の中では佐久間という男が頭脳明晰で
キレる刑事であることが描かれた。

ニコラスの件は現行犯では無かった所を見ると、任意の事情
徴収から彼の収入源である空き巣と置き引きの件を導き出した
という流れなのだろうか。遠藤鶴のセーラー服を見せるが為の
捜査という感覚しか残らないが、瑞々しい本仮屋ユイカの
セーラー服姿だけでもかなり満足できてしまう。

教授の件は、容疑者がちょっと饒舌に語りすぎるかな。
何処かで口が災いして犯人が犯行現場に居た事を自ら語って
しまうと思っていたけど、録画放送されたサッカーの試合が
証拠になる。普段サッカーを見ない人が、試合に目が
釘付けになるだろうか。サッカーの試合を見ながら女性から
別れ話を切り出されたのだろうか。

佐久間に関しては特に特別な捜査法が有ったとか、誘導尋問
したとかそういうのもなく、容疑者自らが自爆した感じなので
特に敏腕さを現すキーワードが示された訳でもない。

取りあえず過去に何があったのか。
そしてキレもののカウンセラー役の松尾理沙の活躍に期待
したい。

黒木俊英 : 内野聖陽(39) 井の頭署会計課備品係係長
佐久間誠一 : 筒井道隆(36) 本庁捜査一課殺人捜査13係係長
遠藤鶴 : 本仮屋ユイカ(23) 井の頭署の新人刑事
松尾理沙 : 大塚寧々(34) 精神科医、黒木の担当医
日比野勇司 : 高橋一生(27) 井の頭署 巡査
寺田順平 : 綿引勝彦(59) 井の頭署 巡査部長
天野もなみ : 前田亜季(24) バイオリニスト
氏家隆 : 矢島健一 警視庁
岸章太郎 : 菅原大吉 警視庁
田端ルミ子 : 吉本菜穂子 井の頭署会計課備品係

guest
梅原 : 石橋蓮司 大学教授。犯人
栗原 : 前沢保美 犬を探すおばちゃん
小倉 : 青山勝 警察官
上村 : 和田正人 警察官
森岡 : 小林正寛 警察官
川渕 : 戸井田稔 警察官・所長

鈴木弘秋、林田一高、清水圭吾、佐倉徹、中村慧子、竹田和彦
金沢まこと、今國雅彦

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