ゴンゾウ 〜伝説の刑事

脚本/古沢良太

http://www.tv-asahi.co.jp/gonzo/


第6話 潜入捜査


日本青空クラブの存在について、乙部と綾乃と中村が警察に
相談に来る。その内の乙部がクラブの会長で有る岡村和馬の
地下室で銃器類を見たという。玩具かも知れないが、彼の
主張も最近凶器染みてきたことで、不安になって警察に届け
出たという。一緒に現場に行き鶴が会長の様子を見てくると
岡村は右足を引きずっており、容疑者として十分その資格が
有るかと思われた。
乙部は岡村との出会いからクラブに入るまでの経緯を語る。
最初はゴミ拾いを手伝っていたこと。暫くして自宅に招待
されたこと。誰でも招待されるわけではなく、更にある時期
からクラブを辞めさせれる人も多くなっていったという。
やがて乙部は正会員として認められ、地下室につれていかれた
と語る。もしも話しが本当ならば、銃刀法違反で捕まえる事
が出来る。潜入捜査をする為、佐久間は岸を岡村に接触させる
が、佐久間は一切無反応だった。誘われる基準は何なのか。
三人にもよく分からないというが、岡村には人間の本質を
見抜く力があるのだという。そして若くて体力があり、清潔感
や爽やかな人が選ばれやすく、自分と同じ体験を持つ人、
そして同じ様な趣味を持つ人だという。乙部はテニスをして
いた事もあり話しがあったという。特捜の中では日比野が
テニスをしていた事もあり、彼を潜り込ませることで話しは
進むが、黒木の元を訪れる乙部は自ら潜入捜査の手助けする
事を申し出て、黒木を岡村に紹介することになった。

いよいよ犯人の登場。
拳銃「雷」も見つかり、証拠としてはこれ以上に無いもの。
ただ天野もなみ殺害に関しては、単なる射撃の訓練にさせられ
たのではないかという感じも受ける。

今回驚いたのは、何と言っても6話にして犯人が見つかった事。
既に犯人の邸宅の周りを刑事達が取り囲んでいるので、一連の
ドラマのエピローグが近づいている感じがするのだが、今後
どの方向でドラマを広げていくのか気になるところだ。

佐久間が黒木に敵対心を燃やす理由を母親の下半身不随の中
に盛り込んでいるところが興味深い。
黒木を立ち直らせる段取り・お膳立てを佐久間が行っている
という辺り、かなり彼に固執しているところがあるけど、
3年前に何があったのか気になるところだね。

相変わらず佐久間の意図を出し抜く黒木の姿がある。
乙部を使って潜入捜査を試みる辺り、かつての優秀な頃の
黒木の姿が見られるという所か。

今回備品室のあめ玉が無くなり、黒木の喫煙が再開してしま
った。薬も切れていたし、それだけ体に無理をして捜査に
当たっているという点では、それだけでも佐久間の復讐の一端
になるんじゃないかという気がしてくる。

黒木俊英 : 内野聖陽(39) 井の頭署会計課備品係係長
佐久間誠一 : 筒井道隆(36) 本庁捜査一課殺人捜査13係係長
遠藤鶴 : 本仮屋ユイカ(23) 井の頭署の新人刑事
松尾理沙 : 大塚寧々(34) 精神科医、黒木の担当医
日比野勇司 : 高橋一生(27) 井の頭署 巡査
寺田順平 : 綿引勝彦(59) 井の頭署 巡査部長
天野もなみ : 前田亜季(24) バイオリニスト
氏家隆 : 矢島健一 警視庁
岸章太郎 : 菅原大吉 警視庁
田端ルミ子 : 吉本菜穂子 井の頭署会計課備品係

guest
岡村和馬 : 白井晃 (日本青空クラブ・会長)
乙部功 : 内田朝陽 (日本青空クラブ・会員)
綾乃 : 三輪ひとみ (日本青空クラブ)
中村 : 友田孝章 (日本青空クラブ)
佐久間絹江 : 有馬稲子 (誠一の母。要介護)
小倉 : 青山勝 警察官
森岡 : 小林正寛 警察官
川渕 : 戸井田稔 警察官・所長
レポーター : 中野若葉
佐伯杏子 : 池脇千鶴

鈴木弘秋、林田一高、清水圭吾、金沢まこと、小野花梨

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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