ハチワンダイバー 脚本／古家和尚 http://wwwz.fujitv.co.jp/81/index.html

第11話 最終回さよならハチワンダイバー

父親・桐嶋清十郎の死を受け、娘・そよが「鬼将会」の大将
を継ぐという。志を継ぐべく、そよがプロたちと対戦して
倒していくというが、健太郎は彼女を倒して、一緒に帰る為に
彼女と戦う。

結局一人として鬼将会がプロと戦う姿は見られなかった。
最後の戦いも、前回と同じく2度同じ相手と戦い、気持ちを
切り替えただけで勝利してしまうと言う苦しい展開。

千里眼もダイブも結局局面の先の手を読んでいくという面では
同じものだと思うが、細かい違いとかよく分からないし、
やっぱり真剣士たちを脅かす組織自体が実に素朴な感じにしか
見えないのが苦しいところ。

健太郎とそよの戦いなんて正直、なんで戦い有っているかさえ
よく分からなかった。
これまでと違って賭けるものも無いし、一度敗れた後、再び
対戦を挑むときのなんて安っぽいシチュエーションを考えると
とても最終回には見えない。

唯一良かったのは、そよがドラマの中で唯一敗れた試合という
現実くらいか。

結局将棋界に於いてプロがどのくらい強い存在なのか、真剣士が
プロにとってどのくらいの存在なのか、その大きさを感じること
が出来なかったのは残念。やっぱり最後は鈴木八段が実際に
勝負の場に出て欲しかった。

でも古家和尚さんの映像美と凝り固まったカメラワークは期待
させるものが有る。こんな色物ではなく、きちんとした中身の
有るシナリオで勝負して欲しい気がする。

菅田健太郎 : 溝端順平
中静そよ : 仲里依紗
六車里花 : 安田美沙子
角田吾郎 : 伊達みきお
飛鷹安雄 : 富澤たけし
月島みさき : 木下優樹菜
鈴木歩人 : 小日向文世
月島文郎 : 渡辺哲

桐嶋清十郎 : 石橋蓮司
桐嶋凪 : 戸田菜穂
菅田歩美 : 大政絢

御門 : ふくまつみ
監督 : 森本レオ

池田秀一(ナレ)、中江友紀、石田明子、齊藤恵美子
大口与枝、水瀬あいみ、永井麻央

評価：★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)