ホカベン

脚本/阿相クミコ、浜田秀哉
脚本監修/秦建日子

http://www.ntv.co.jp/hokaben/

第1話 法は人を守らない!弁護士の理想と現実

1年半の司法修習を終え、大手のエムザ法律事務所に就職が
決まるのは新米弁護士・堂本灯。人権擁護と社会正義の実現
を掲げた事務所への入所を夢に見ていた彼女は、社会的弱者の
味方になるという理想を持っていた。
配属されるのは、プロボノセクションと呼ばれる庶民相手の部署。
近年、弁護士界では、公共の利益のために社会奉仕をすること
で、低報酬で社会的・経済的な弱者を守るというこの活動が
義務化され、プロボノではそれを目的とした部署である。
彼女の理想にピッタリの部署で彼女は自ら希望して配属された
のだが...。

新米弁護士が正義感を露わにして理想に燃え、弱者を救う
ために努力する。
そんな彼女の情熱的な姿を見て、事務所の先輩・杉崎忠志は
彼女の中にかつての自分を見つけて、再び戦う意欲を見つけて
いく....って感じのドラマなのかな。

徹底的にシリアス路線。
上戸彩のドラマの役所というふにゃふにゃしている印象が
多いけど、そういうのがいい加減演技者として何の価値も無い
ことを悟ってくれたのか。
観月ありさに続いて二人目の改心した女優の姿があった。

理想と現実とをちらつかせながら、一人前の弁護士になっていく。
当然ながら最初から現実を知っている訳はない。
何処まで新米らしさを見せ続けられるのかもドラマとしては
興味深いところ。

初回の弁護は離婚相談を担当。
裁判所命令・人身保護法という名目で子供を連れて行かれる
事に何の対処も出来ない彼女。
新米弁護士が何処までその手の法律の抜け道を知っているのか
回避する手段を持ち合わせているか分からないが、初回から
まさか殺人未遂事件に発展するとは思わないだろう。
その辺はちょっと気の毒ではある。

法律に対して無知なだけでなく、依頼人が全く心を開いていない
現実をどう打開していくかなんていうのは、経験から掴んで
行くと思うので、いきなり現場に投入されるのは難しそうだね。
大抵先輩弁護士のサポート役から初めて身に付けていくもの
じゃないのか。

何故クライアントは頑なに離婚を急ぐのか。
隠している池上享子も悪いし、堂本灯に打ち明けても良いと
するほどの頼り甲斐が無いところにも問題はあるし、先輩・杉崎
忠志はこうなることが予見できても、手を貸そうともしない。
ほんとどうしようもない人たちだ。

色々と気になるところは多いが追々明かされていくと思う
ので次週に期待。

堂本灯 - 上戸彩
杉崎忠志 - 北村一輝
片瀬 理一郎 - 加藤成亮(NEWS)
工藤怜子 - りょう
倉木しおり - 戸田菜穂
吉川瑞穂 - 中山恵
大友みなみ
堂本美代子 - かとうかず子
森岡哲夫 - 大杉漣
財津正人 - 篠井英介
浜田真司 - 石丸謙二郎

guest
池上享子 - 富田靖子
池上和彦 - 阪田マサノブ
池上真希 - 石井萌々果

渡邊紘平、永井浩介、井川哲也、直井基嘉、三浦健一
塩山みさこ、椎名泰三、紀伊修平、国枝量平、木村方則
菅谷大介

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