イノセント・ラヴ

監督/浅野妙子
演出/加藤裕将、松山博昭

http://wwwz.fujitv.co.jp/innocentlove/index.html


第1話 残酷な運命と闘う…新しい私の始まり…


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2001年12月24日クリスマスイヴ。
秋山家が火災に遭う。兄の耀司は妹の佳音を命からがら助け
出すが、両親までは助けられなかった。佳音は両親を助ける
為に再び火の中に入ろうとするが必死になって彼女を抱きか
かえそれを静止する。その時既に両親は惨殺されていたのだ
った。

佳音は小さな喫茶店で働く。経営者の由香里からは仕事振り
を誉められるが翌日になって突然、店を妹が手伝うとして
退職に追い込まれてしまう。客の一人が佳音の事情を知って
おり告げ口したのだった。

佳音は兄に遭うために少年刑務所へ足を運ぶ。
兄は両親殺害の犯人として捕まっていたのである。
佳音は兄に遭うと冤罪を晴らすことを約束するが・・・
この時佳音はこの土地から離れることを決意していた。
しかしその事を兄には告げられずに居た。
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私が見ようとしている10月期のドラマの中で最後に始まった
ドラマ。

ドラマを見た印象としては、野島伸司っぽい浅野妙子のドラマ。
鍵のかかったドアの先に居る女性の存在とか、兄妹の関係とか
家庭の不幸さ加減、ドラマとしての色使いはどちらの脚本家
のドラマともいえないような共通点を含んでいる。

そしてやっと堀北真希にまともな役が回ってきたなと。
これまでレギュラードラマでは演技力が要求される程のドラマ
はなかったので、ここからが堀北真希の真価が発揮される
ところだろうか。

ドラマとしては秋山佳音周りの人間の嫌な一面を抽出した
事もあって、彼女自身の純粋さがより際立つ内容だった。
幼いころに強烈な不幸を経験しているためか、彼女の中の純粋
さにも拍車がかかり、幸せを求める気持ちも人一倍強い
一面があるのだろうか。写真の中に幸福さを求める辺り、
内向的なのかと思わせるが、意外と積極的。
早くもターゲットになる人物を見つけた訳だが、その相手を
狙う女性は既に居るってところで、衝突は必至。
好きな人が出来たと告げた後の兄の態度の変化が何を意味する
のか。

両親殺しの顛末もどういうことなのか気になる。池田次郎と
言う名の記者が出てきたときには、また不幸をもたらす人の
登場なのかと思ったが、意外と両親殺しの件で活躍してくれ
そうなキャラクターだ。

終了時期がクリスマスという事もあり、雰囲気としては期待
させるものはある。

ただ今回の台詞の中にも有ったが人は見かけによらないとする
ところのギャップが後々になって衝撃的な展開を生んでいく
可能性は持っているのかなと。

成宮寛貴演じる男性ってホモなのかなとか、佳音と耀司は血の
繋がりが無いのかとか、その辺はドラマを構成していく上で
楽しい要素になりそうだね。

秋山 佳音(19) … 堀北 真希
長崎 殉也(28) … 北川 悠仁
桜井 美月(23) … 香椎 由宇
秋山 耀司(24) … 福士 誠治

瀬川 昴(28) … 成宮 寛貴
義道神父(53) … 内藤 剛志(特別出演)
遠野 聖花(28) … 内田 有紀
池田 次郎(43) … 豊原 功補

岩田春江 … 宮崎美子
河井由香里 … 須藤理彩

筒井真理子、松澤一之、二階堂智、沢木ルカ、白井圭太
山田親太朗、中村昌也、八木優希、吉村卓也、澁谷武尊
辻千春、熊谷美香、渡辺道子、三原伊織奈、松田珠希
吉村玉緒、平田満

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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