イノセント・ラヴ 監督／浅野妙子 演出／加藤裕将、松山博昭 http://wwwz.fujitv.co.jp/innocentlove/index.html

第7話 動き出す

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聖花が突然目覚める。殉也はそんな彼女に近寄り抱きしめる。
医者に診せると医学的には説明不可能だという。3年間のギャッ
プが脳に多少の傷害を残しているかもしれないとの事。
佳音が持ってきたカサブランカを聖花に見せると彼女は花びら
をもいでしまう。昴に電話し回復した事実を告げ、早く遊びに
来て逢って欲しいと告げる。
殉也は喜びの余り、教会にも聖花を連れて行く。奇跡が起きた
と言われた。その姿を見ていた美月は、神父に心の中に悪魔が
居ることを告白。殉也の為には喜んであげるべきなのだろうが
喜べないという彼女。

帰宅すると彼女にスープを飲ませようとする佳音だが、口元に
持って行くとスプーンをはじき飛ばしてしまう。今度は殉也が
スープを飲ませると飲んでくれた。
殉也は聖花と二人三脚でリハビリを行う。その姿を見た佳音は
居たたまれなくなり、家を飛び出し元のアパートに戻る。
すると大家は部屋にあったものを全て放りだし、出て行って
欲しい事を告げる。行き場のない佳音。殉也が探しにやって
くるが聖花が目を覚ました為に居ない方が良いと告げる。しかし
ここまでやってこられたのは佳音のお陰だとして殉也は一緒に
帰ろうと彼女を再び受け入れる。
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聖花がついに目覚めた事により、殉也との楽しい日々に終止符
が打たれたかに思えた。しかし肝心の聖花の心は殉也とは別の
所にあった。

聖花の回復力が恐ろしい。
危篤状態にあった事なんて忘れてしまったかのようだ。
そんな彼女が自宅を抜け出し昴の家に行くというには相当
無理があった。

佳音の事、虐待された過去なんて忘れられたかのような聖花の
独壇場。

浅野妙子さんの描く人間の嫉妬心や固執する執着心は、本当に
恐いね。

殉也の行動や態度を見ていると、人間って優しいだけではやっ
ぱり物足りないなと思う。人間的な深さを感じない。
聖花に対して優しさを発揮する中で、佳音に対しても優しい顔
を見せるところに、自分の都合を押しつけ、何時までも相手の
心を引き留め続けようとしている感じが実に腹ただしい。

ゲイだと思っていた昴だけど、やっぱりゲイだから聖花の恋心
を無視したのだろうか?

殉也と聖花の出会いもなんか下品。プールに飛び込むだけで
どうやるとパンツが脱げるのか?この指止まれとばかりに結婚
相手を決める彼女の中に、殉也は真意を見つけようとはしない
のだろうか。

秋山 佳音（19） … 堀北 真希
長崎 殉也（28） … 北川 悠仁
桜井 美月（23） … 香椎 由宇
秋山 耀司（24） … 福士 誠治 (佳音の兄。刑務所)
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瀬川 昴（28） … 成宮 寛貴
義道神父（53） … 内藤 剛志（特別出演）
遠野 聖花（28） … 内田 有紀
池田 次郎（43） … 豊原 功補 (記者)

山本 … 山本圭 (心療内科)
東野晋 … 中原丈雄 (医者)
秋山誠太郎 … 平田満
宮川店長 … 矢島健一
幼少期の佳音 … 沢木ルカ

兎本有紀、片桐千里、HILUMA

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