警視庁捜査一課9係 (第3シーズン)

脚本/深沢正樹(1)~(6)(8)、波多野都(7)

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/


第8話 疑惑の花嫁


ベストセラー作家の磯部高志(59)が自室で刺殺される。
第一発見者は妻の磯部聡子(32)。しかし彼女も帰宅すると
犯人にトロフィーで殴られており、額には生々しい傷の跡。
被害者の手には大事そうに握られていた石。
聡子に事情を聞くと8時頃帰宅し、犯人と出会し殴られて
気絶し、気がつくと10時頃だったという。青柳は露骨に
聡子が犯人ではないかと疑いの目を向ける。
そこに娘の沙織と婚約者の三田村がやってくる。
沙織は聡子が父と籍を入れていた事実を知らなかった。
三日前に籍を入れたという事を聞くと、ますます金銭目的の
結婚であり犯行が疑われる事になる。

聡子役に小沢真珠さんを使うのは反則。
この人の存在感によって、完全に視線は妻の聡子に集中させ
られ、そのお陰で上手い具合に展開がミスリードされる
格好だ。

今回は加納倫太郎と倫子の関係と全く同様に不器用な親子関係
を引きずる一家、磯部家が事件の当事者となる。
それ故に被害者の心情を一番よく知っていたのは倫太郎だった。
普通あの石が何を意味するのか分かるはずがないモノね。

倫太郎の机の中に倫子の子供の頃の思い出の品が詰まっている
けど、こういうのは普通職場の机の中に入れておくモノなのか?

事件自体は実にオーソドックスな流れ。
疎遠だった父親が何故娘の結婚を反対するのか。
不自然な行動の先には、娘の幸せを願う気持ちと同時に、
無関心で居られるほど婚約者の素性や過去が良くない点だ。

金欲しさの犯行では有るけれど、殺したという直接的な証拠は
見つからず、自供を引き出すという流れはテレ朝ドラマっぽい所か。

倫子の開店資金が浅輪和樹の友人に詐欺られてしまった件が
今後どう進展していくのか。こういう事件って犯人が捕まって
も金は戻ってくるモノなのだろうか?

加納倫太郎 - 渡瀬恒彦
村瀬健吾 - 津田寛治
小宮山志保 - 羽田美智子
矢沢英明 - 田口浩正
青柳靖 - 吹越満
浅輪直樹 - 井ノ原快彦
石川倫子 - 中越典子
宮原礼二 - 金児憲史
安西つかさ - 浅見れいな
矢沢早苗 - 畑野ひろ子
垣内妙子 - 遠藤久美子
夏樹理沙子 - 加賀美早紀
神宮司桃子 - 名取裕子
浅輪和樹 - 豊原功補

guest
磯部高志 - 佐々木勝彦 (ベストセラー作家・被害者)
磯部聡子 - 小沢真珠 (高志の妻。財産目当て)
磯部沙織 - 石田未来 (高志の娘。疎遠)
三田村裕一 - 森岡豊 (銀行員。沙織の婚約者)
上坂和久 - 木村靖司 (編集者。聡子の不倫)
緒方美穂 - 村田美樹 (編集者。ライバル出版社)
辻本晋一郎 - 村田充 (スーパーゲンキ。元白鳳大学)
東条ちひろ - 石井萌々果 (東条の娘)

かなやす慶行、安田洋子、石塚初美、榎本悠凜、金澤眞
相崎琴音、桃子

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