ロス:タイム:ライフ

脚本/橋本博行
出演/温水洋一、犬飼若博、中村靖日、四井博善、幸野友之
西田征史、青嶋達也(アナ)

http://wwwz.fujitv.co.jp/losstime/index.html

第4話 看護師の涙が起こすドーハの奇跡!
〜人生をあきらめないで

看護師の松永由紀子(上野樹里)は、結婚まで考えていた男・
荻野政一(設楽統)に別の女性が居たことに失望する。
ある日勤務先である病院の屋上から、遺書を残して飛び降りる。

どうでも良い事だが、主審から第4審判までメンバーが入れ
替わった。そして今回の解説はサタケミキオさん。

ドラマでは一度亡くなるはずの松永由紀子を使って、幾つかの
興味深いシーンが有った。

・ロスタイムを経験している人には体重がないこと。
・ロスタイム中には死ぬことが出来ないこと。
・そしてロスタイム突入とはいえ結末が必ずしも死とは直結して
いないことだ。

例外的な話しで反則ギリギリかも知れないが、延長戦という
アイディアはなかなか面白かった。

自殺願望者にやっぱり死にたくないと思わせる出来事によって
今までの主人公の中で実は一番充実感の有るロスタイムを
経験できたのでは無かろうか。

試合に敗れても世界が終わるわけではないという言葉通り、
恋愛に破れても決して世界が終わるわけではない事を実証した。

一度は死んだと思うことが出来たからこそ、逆に開き直れた
のかも知れない。

死にたいと思う人が、人生の中で新たなことに挑戦したこと。
それはウニを食べてみる事。
本当に死にたい人が美味しいという感覚に喜びを覚えるだろうか。

更に元彼氏を殴ることが出来た。
こんな事で気持ちが吹っ切れるならば、自分を傷つける前に
やっておくべき事だった。

エピソード自体には薄味の物が多いが、本人にとって負の過去
を上手く清算したエピソードだと思う。

亡くなる直前に母親からのメールが来たが、このメール
で我に返るという事はないのかな。

guest
上野樹里、設楽統、六角精児、金橋良樹、土佐和成、杉山彦々
真田幹也、大島蓉子、武藤晃子、蜂須賀祐一、逸見廣大
黒木晴香、山本さゆり、サタケミキオ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system