ロス:タイム:ライフ

脚本/吉田智子
出演/温水洋一、金橋良樹、土佐和成、杉山彦々、真田幹也
青嶋達也(アナ)

http://wwwz.fujitv.co.jp/losstime/index.html

第7話 華麗なる極道の妻〜愛する夫の仇討ち!
駆け抜けた命の花が散る時


竜崎組の姐さんこと竜崎瑠偉子(常盤貴子)は、夫である組長・
竜崎秀雄(吹越満)が、敵対する勝矢組に殺され遺体を運び去ら
れたとの報せを受ける。若頭の佐竹(三上市朗)や鉄砲玉の
タケル(濱田岳)はすぐに仇討ちを叫ぶが、それを一喝し、自分が
処理するという瑠偉子。
入り口を出るとそこに待っていたのは敵の刺客。ナイフに突き
刺されてロスタイムが始まる。

初めは仇討ちの為に奔走していたものの、次第に聞かされて
いた事情とは全く違うことが分かってくる。

なんだかとても寂しい話しでした。
結局被害を被ったのは瑠偉子だけで、全ては相手の思惑通りの
展開で進んでいき、自分から任侠道や夫婦関係から一斉に身を
引くだけの展開しか待っていない。
ロスタイムを体験しても、あるのは残務処理的なエピソード
なので、案外ロスタイムを経験しない方が、全ての事情を知らず
にあの世に逝くことが出来るので、その方が良かったのかも知れ
ない。

瑠偉子がやったのは人助け。
身寄りのない鉄砲玉のタケルの命を救い、更生させた感じの話
である。
最後にごちゃごちゃ描くよりも、タケルが妹に指輪を手渡しに
いく映像が見たかった。

彼女が筋を通そうとしたのは、好きだった相手の幸せを貫き
通させること。若い女に嫉妬しなかったのも自分が散りゆく
身である事を悟ったのか、それとも元々水仙の花言葉にある
ような気高さを持つ人物なのか。

どうでも良いことだけど、タケルが若頭の佐竹をボコボコにして
いたけど、体格差的にどう見ても無理だろうね。

guest
常磐貴子、濱田岳、吹越満、三上市朗、宅間孝行、ムロツヨシ
野間口徹、児玉絹世、古山憲太郎、羽田実加、谷津勲、江藤純
水紀百恵、浜田大介、保科光志、菊池康弘、森嶋將士
阿部朋矢、縄田雄哉、西田征史

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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