ロス:タイム:ライフ 脚本／橋本博行 出演／温水洋一、金橋良樹、土佐和成、杉山彦々、真田幹也 青嶋達也(アナ) http://wwwz.fujitv.co.jp/losstime/index.html

第8話 私頑張りました！女部長は銭湯で泣く〜最期に会えた恋の味

スポーツ用品メーカーに勤める堀池清美は、若くして部長の座
を任される。殆ど仕事漬けの毎日で、会社に泊まることも多く
友人との食事の約束もキャンセル続き。
そんな清美を見て部下は、美貌で取った座だとか、あんな仕事
人間にはなりたくないとか陰口を叩いてはで盛り上がっていた。
それでも部下のミスをカバーし熱心に仕事をしていたある日、
社長に呼び出されて、社長から会社に対する意見を問われ、
彼女の実直な意見を述べたはずが、それが社長のカンに触り
彼女は地方に左遷されることになる。
やけになった清美は居酒屋で隣り合わせた尾元と飲み明かして
いると突然心臓発作により亡くなる。

なんだかとても寂しげな話しでしたね。
しかも今回は随分とロスタイムに入るのが遅かった。

"全力で戦ったのだから、あの日の選択は後悔しない"。

主人公・清美はかつて人生の決断を迫られた事があり、それを
経て今の生活がある。その時、別の選択をすればこんな悔しい
思いをしないことも考えられるが、それもまた人生。これまで
生きてきた人生も全速力で駆け抜けてきた彼女だからこそ、
後悔の無い人生だったと言える。

細かいツッコミだが、尾元さんがストップした立ち位置が随分
変わっていたけどあれで良いんですか?
立ったまま止まっていた気がするけど、いつの間にかベンチに
座っていたので驚いた。
しかもレッドカードスレスレの服装の変更。このやりとりは
ちょっと面白かった。

一番最後に味わうのは、人生の岐路に置いて共に選択を悩んだ
フランスに料理人修行に出た彼氏の料理の味。
清美はあの味に懐かしさを見出していたが、元彼氏が作った
ものだと分かっていたのだろうか。

清美が去った後にやってくる気の許せる友人達。
本人にその存在を伝えられない所が寂しさを覚えるが、その分
感じるモノも多かった。

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西田征史

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