モンスターペアレント

脚本/荒井修子(1)(2)(4)、佐藤久美子(3)(5)(6)

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第6話 先生の顔を整形しろ


市立くぬぎ小学校の4年1組。
掲示物を貼る担任の武藤春樹の元に一人の保護者・松永修一が
近づく。そして娘のことで先生にクレームを付け始める。
高村、望月が立ち会いの下で事情を聞くことになる。
すると武藤が娘の実咲の事をたぶらかしているいう修一。
その証拠としてノートを見せるとそこには"大好きだよ"と書か
れていた。しかし前のページからの文脈を読むと、決してふし
だらな目的で書かれているのではなく、先生が思い描く以上の
事はない事は明らかだった。最近実咲自身も先生のことが好きに
なったようで、責任を取って担任から降りるべきだと主張。
更に修一の主張を聞いてみると、担任の武藤はイケメンで安っ
ぽいホストみたいであり、顔が良いから不的確だとして、無茶
苦茶な主張である事が分かるのだった。

娘の事を心配する余り、学校に過剰な要求を繰り返す保護者を
描いた話しだった。

相変わらず投げっぱなしのシナリオ。

娘がイケメン先生にたぶらかされると心配する修一。
妻と別居状態との事だが、イケメンの男に寝取られたから、
娘に対する過剰な心配をしているのかと思えば、そういう設定も
一切無く、別居する妻との繋ぎがイマイチ上手く描かれていない。

自分をウザイのかと実感していながらも口を出してしまう親。
一応最後に娘からの無言の抵抗によって、父親がしていること
の野暮ったさを抽出していたが、これで解決されたことになる
のかあまりハッキリとしたものがない。

相変わらずこういう保護者からの理不尽な要求が有るという
サンプルケースを扱った話であり、防犯に対する利点と欠点
などの紹介に留まっている所は消化不良の原因なのかも知れない。

高村の休日もグダグダな流れで、クレーム処理に奔走したと
いうよりもただ保護者からの要求を静かに聞いていたに過ぎない
ところは、彼女の存在自体が上手く描かれていないのかなという
気がする。

高村樹季 … 米倉涼子
望月道夫 … 平岡祐太
三浦圭吾 … 佐々木蔵之介
小山和明 … 温水洋一
時任昭雄 … 風見しんご
加藤和臣 … 眞島秀和
相原エリサ … 大友みなみ
園部愛理 … 堀まゆみ
城山幸太郎 … 草刈正雄(特別出演)
田川龍之介 … 角野卓造

guest
松永修一 … 相島一之
武藤春樹 … 高橋光臣
安田校長 … 森喜行
アナウンサー … 小和田貢平
松永実咲 … 根本澪
男子1 … 萩原利久
男子2 … 宮原海斗
女子1 … 今野純子
女子2 … 高瀬岬
女子3 … 大塚友稀

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